| 2006年11月29日(水) |
Cheeseburgers |
昨夜、風邪の薬で眠気が強い中、 それでも止められずに「無名」を最後まで読んだ。
沢木耕太郎が家族のことを書いているのを見た記憶はあまりなく、 今回初めて読んで意外な感じがした。 彼と父の関わりは、普通の親子関係とは異なっている。 すごくすごく不思議な関係だ。
彼の独立独歩な感じは、そういう環境で育まれたものなのか。
彼のお父さんのようなタイプを私はあまり知らないし、 なんか上手く理解できていない気もするけれど・・・
家族のことを書かないという意味では、村上春樹もそうだよね。 家庭環境が見えない。
さて、昨夜「無名」を読んでしまったので、今日読む本がない。 図書館で借りたグリシャムが1冊あるけれど、 返却期限が迫っているし、読みきれないだろうからパス。
「つんどく」状態の文庫本とペーパーバックにもイマイチ食指を動かされず。
結局、本棚の奥からボブ・グリーンを引っ張り出してきて読むことにした。 高校生の頃に買った、講談社英語文庫の"Cheeseburgers"。
うむむ。面白い。そして読みやすい。英語簡単。
最初の話なんて、沢木耕太郎を読んでいるようだった。 いや、違うよね、沢木耕太郎がボブ・グリーンに似ているのか。
多分、高校生の私がこの本を買ったのも、 沢木耕太郎がどこかでボブ・グリーンについて書いていたからのような気がする。
2つ目の短編は、アリに関するもの。 私のアリのイメージは、 沢木耕太郎の何かの文章で作られたものだと思ってたけど、違ったんだな。
それにしても、英語が読みやすい。 最近読んだどの本よりも読みやすい。 Dahlよりも簡単。
こういう文章が書きたいなぁ。 お手本になる文章だ。
============================================================ Spt 29, 2006 ============================================================ "CUT" by Bob Greene.
It's a story about a "cut list". That your name isn't on the list means that you are not needed. American way. Competitive world. Most of the successful people have experienced to be cut when they were young. The experiences changed their ways. They worked hard and achieved something else by themselves. But how about others? Do they keep feeling inferior? Is there any other way?
I think being obscure isn't bad. Or ... it's normal thing. Like Sawaki's father? ------------------------------------------------------------
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