CYMA’S MURMUR

2006年07月27日(木)   英語での講義

久々に、仕事で英語を聞く機会があった。

取引先の製品統括マネージャーが来日中で、
時間が空いたから新製品についてレクチャーしたい、とのこと。

前日に付け焼刃的に、挨拶の仕方だの、名刺交換の仕方だのを調べ、
買ったまま放置していたビジネス英会話のCDを聞き(役に立たなかった)、
そのベンダーのサイトで新製品の情報を読んで単語をチェック。
そこまでしたところで、眠くなって眠ってしまった。
一夜漬けで英語がなんとかなるわけないのだ。幸か不幸か。

このマネージャー(仮にマイケルとする)は、
とっても簡単な英語をゆっくりと話す人で(ノン・ネイティブへの話し方に慣れてる)、
聞き取り自体は95%OKだった。
シャドーイングも出来そうな速度で、理解にも問題ない。
4時間レクチャーを受けたけれど、脳みそがほとんど疲れなかった。

昨年10月に、半日英語セミナーに出た時には、
後半は脳が死にかけて何も頭に入ってこなかった。
そのときからは、多少進歩してるのかもしれない。
もちろん、マイケルの英語が簡単だったからかもしれないけど。

技術的な内容が中心だったというのも、理解しやすかった理由だろう。
でも、聞いて理解は出来ても、話すことはできない。

通訳のできる営業担当が同行することはわかっていたけれど、
自分で質問しなければならないときを想定して、
以下のようなフレーズをOracleのサイトから拾って準備したりもした。
結局使わなかったけど。

  data access to the Oracle database from a .NET environment

  ※"a"がつくのか!

  Build a .NET Application on the Oracle Database.

  ※ここは"on"

  the basics of working with XML data in an Oracle database

  ※こっちは"in"

なんてね。前置詞に何を持ってくるかとか、その辺りが混乱してる。
普通にシンプルに考えれば難しくはないはずなんだけど。

マイケルの英語も、本当に本当にシンプルで、
でも私はそういう風に話せないので、
いくつかフレーズをメモったりした。

メモを見ても何の感慨もわかないほど簡単なんだけど、
そういうのがちゃんとスラスラ口をつくかというとそうでもないので。

  What you can see here ...

  ※「ここにコントロールのリストが表示されます」とかそういう表現。
   この"you can see"はとっても便利だと思う。上手く使えないけど。
   やっぱり日本語に引きずられているので、自分で言おうとすると、
   "The controls which you can use are displayed here."とかになっちゃう。

  Here's an example.
  I can find the example.

  ※「例をお見せしましょう」
   "Let me show you some examples."とか言っちゃうだろう、私。

  whole series of ...

  ※"all"とか"list"とか言わないでこういう表現使えるようになりたい。

  When I hit this button to search there comes a dialogue ...

  ※自分では"click"と表現することが多かったので、"hit"は新鮮だった。
   「ボタンを押すとダイアログが表示されます」の
   "there comes"も私は使えない。
   「ボタンを押すと」のあとに、"then a dialogue is displayed."とかだな。
   日本語発想に縛られてるとどうしても受身を多用しちゃうよね。注意点。


わからなかった単語は、下に辞書を引いた結果をメモ。
"pathology"がすぐ理解できたのが嬉しかった。

マイケルの話は全部英語で、
こちらから質問をするときは日本語で、それを通訳がマイケルに伝える。
質問の回答が複雑で、かつ質問者が要求すれば、
通訳はそれを日本語にしてくれるけど、
基本的に、聞き取りと解釈は英語でしろ、というスタンス。

マイケルが、
「新製品の前に、こちらの別の製品についても概略を説明しましょうか?」
と言ったのに対し、
「概略というとどのような?」という質問をした人がいた。
通訳さんは、"What do you have in mind?"と伝えていた。
"What kind of overview?"とかいう変な英文しか浮かばない私はダメダメ。



■仕事で出てきた単語
leverage
【名-1】 (目的を達成するための)力、行動力、影響力、勢力
・ Without power, diplomacy is without leverage.
力がなければ外交は影響力がない。
【名-2】 てこの作用、てこ装置、てこ比、財務てこ率
・ The workman used leverage to get the large rock out of the hole.
その作業者はてこの原理を使って、穴から大きな岩を取り出そうとした。
【他動-1】 〜に借入金で投機させる、てこ入れする
【他動-2】 利用する、活用する
◆【同】utilize◆技術文書でよく使われる動詞
・ An advanced development environment allows you to leverage timely information throughout all phases of a project.
先進の開発環境により、プロジェクトのあらゆる局面で情報をタイムリーに活用できます。
・ We must leverage our brains as well as our assets.
我々は、資産はもちろん頭脳を活用しなければならない。
【レベル】10
※知ってたはずなんだけどなぁ。

simultaneously
【副】 同時に、いっせいに
・ A button and B button flash simultaneously for some time.
A ボタンと B ボタンが同時にしばらく点滅する。
・ She was able to simultaneously add numbers and answer the phone.
彼女は足し算と電話応対を同時にすることができた。
【レベル】6
※これ苦手。

consolidate
【自動-1】 固まる、強固になる
【自動-2】 合同する、合併する、統合する
【他動-1】 〜を強固にする、強化する、確固たるものとする
【他動-2】 〜を合併する、合併整理する、整備する、統一する、集約する、確立する、一元管理する
・ He sold his stocks to consolidate his assets.
彼は自分の財産を整理するために、株を売り払った。
【レベル】8、【発音】kэnsα'lide`it

pivot
【名】 中心、軸、ピボット、旋回軸、かなめ
・ Dad is the pivot of our family around whom everyone moves.
父は、家族のみんなが従う、わが家の中心である。
【自動】 旋回する
・ Their propellers can pivot. それらのプロペラは旋回できる。
【他動】 〜を枢軸の上に置く
【レベル】11、【発音】pi'vэt
※意味は問題ないんだけど、まったく聞き取れなかったんだよね。
 「フィフォッ」って何?とか思って聞いていて、
 スライドの文字を見るまでさっぱりワケがわからなかった。

tetrahedral
【形】 四つの面を持つ、4面体の

scaffold
【名-1】 足場、やぐら
【名-2】 処刑台、絞首台
【自動】 足場を設ける
【発音】skae'f(э)ld

stereochemistry
【名】 原子の空間的配置、立体化学

interoperability
【名】 相互運用(性)、相互接続(性)、相互接続技術

■メルマガ単語
nod off
(座った姿勢で眠くて)こっくりする、うとうとする、居眠りする
◆【同】doze off
・ Last night I nodded off watching TV.
夕べはテレビを見ていて居眠りした。
・ I'm feeling all warm and cozy, and I'm just about ready to nod off.

thwart
【名】 ボートの漕ぎ座
【他動】 (人の計画や目的の達成などを)妨げる、阻止する、挫折させる、邪魔する
・ The efforts to thwart me were useless.
私を挫折させようとした試みは無駄であった。
【レベル】11、【発音】θwo':(r)t





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