CYMA’S MURMUR

2006年07月28日(金)   昨日の英会話


昨日はそこそこのやる気を保ちつつ英会話へ。

目標は、
  とにかく自分が話す時間を多くとること!

どうしても、講師が話す時間が長くなりがちなので、
戦略的に自分が話す時間を作れるようにレッスン・プランを作った。

<雑談>
 最初の雑談で、先日の英語による製品説明の話をした。
 基本的な単語だけですっごく簡潔に話す人で理解に問題はなかったけど、
 ああいう風に話したいのに話せない・・・話せるようになりたい、って。

 そしたら、ホームステイしろ、なんて言い出した。
 四六時中英語に囲まれてる環境に身を置け。
 会社が休みをくれなかったら、辞めちゃえ。
 技術力があるんだから、そこに英語が加われば鬼に金棒じゃん。

 って、そう単純にはいかないのですよ・・・

 「じゃ、まぁ、ここでコツコツレッスンしよう」って。
 そうですね。

<Role-Play>
 他社を訪問して受付で話をする、初歩のRole-Play。
 事前に、考えられる表現を書き出して行ったけれど、
 もちろんレッスンでは何も見ずに話す。

 「いいんじゃないの」と相変わらず評価の甘い講師。

 「本当に?ビジネスシーンでも大丈夫?私の表現はカジュアルすぎたりしない?」
 と聞いてみたところ、

 日本人はカジュアルな表現なんて全く習ってないんだから、
 失礼になんて話しようがないはずだよ。
 映画の英語とかを参考にするとまた別だけれども。

 とのご意見。
 実は私はこの意見には賛成はできないのだけれども、
 言っても仕方なさそうなので、流す。

 その後、書き出してったフレーズをチェックしてもらった。
 これは結構役に立ったかな。
 たとえば、飲み物を勧められて断る場面があったんだけれど、
 私が思いつく表現は"No thank you."だけだから、他に何か言い方はないのか、とか。
 ニュアンスの部分をいくつか確認した。

 わかってたけど、この講師はあまりこういうの向きではないんだよな。
 レッスンの場で、何度も繰り返し練習して定着させましょう、という考えもない。
 というわけで、割とさくっと切り上げて、本日のメイン・トピックへ。

<Reading>
 マテリアルは、The Universe of English〈2〉より、
 "The Landscape Of His Dreams"
 Oliver Sacksによる、「記憶」に関する文章。

 前半は、優れた記憶力を持ち、故郷を離れたあとも故郷の風景を
 詳細に正確に描き続けた画家についてのお話。

 後半はその画家を例にとりつつ、一般的な「記憶」というものに
 関する考え方の推移と彼の意見が示される。

 テキストの量がある程度多いので(私がざっと読むと15分程度)、
 前半は私が事前にサマリしていってそれを講師に語り
 (一応事前にサマリの文は書いたけれど、もちろん見ずに臨機応変に話した)、
 後半はその場で私が読み上げながら、不明点を確認。

 後半を読み終わったところで、各パラグラフを要約し、
 文章の流れを再整理。一番最後の段落は時間切れで次回に持ち越し。

 ■読解するということ
 前にも書いたけど、彼と文章を読み解いていくと、
 自分が出来の悪い生徒であるとすごく感じる。

 彼は、自分のことを「頭悪い」とちょくちょく言うけれど、
 そんなことは全くなく、かなり論理的で頭のいい人だと思う。

 自分が読解できてないのは、英語だからなのか、
 頭が悪いからなのか、わからなくなる。
 (現国は得意だったんだけどなぁ)

 とにかく、これはもう英語のレッスンではなく、
 単に読解のレッスンだ。

 「この手の文章は、読みました、理解しました、で済むレベルではない。
 文中に引用される文献は概要を調べる必要があるし(Wikipediaが便利だよ)、
 その上で筆者の考えをよく見る必要がある。答えや結論がない場合もある。」

 えぇそうですね。

 マテリアルを文法的に詳細に解釈する方が英語の授業っぽいかもしれない。

 でも彼はそうではなくて、いつも主題を捉えることに重きを置く。
 文法的な説明も、質問すれば答えてくれるけど、
 基本的には内容を理解することのみを重視する。

 これは英語のレッスンか?という問いはもうまぁどうでもよくて。
 彼は私の知的好奇心を満足させてくれる。

 もしかして、と思っていたけれど、
 やはり彼はこのOliver Sacksの本を読んだことがあると言う。

 多分こういうレッスンは、私と彼の間だからできることで、
 きっと講師が代われば私はまた全然別の方法とマテリアルを探す必要があるのだろう。

 ■単語について
 この文章は、想像よりも難しい言い回しが多く苦戦した。
 どこかで読んだけれど、東大生でも1頁に10個知らない単語が出てくると言う話もある。

 講師ですら、3回ばかり「この単語知らない」と言って辞書を引いていた。

 「話せるようになりたい」という私の目的からすると、
 このマテリアルは少々行き過ぎていたかもしれない。

 でも興味のないことを話題になんかできないし、
 そのマテリアルを元に何を話すかどう話すか、という訓練もできるので、
 単語の難易度についてはあまり気にしないことにする。

 ■発音について
 発音はそこそこまともだと思っているのだけれど、今回は全然だった。
 
 "haunt"を「ハウント」なんて言っちゃった。あぁ!

 何故だか講師は遠慮がちに、「ちょっと発音のアドバイスしてもいい?」と言い、
 この単語について指摘してきた。

 それから、これは前からわかっていたことではあるけれど、
 5音節以上ある単語について発音が上手くできない。
 発音というかイントネーションというか、全体的に音がめちゃめちゃになる。

 昨日特に苦戦したのは、Exploratorium と ubiquitously 。
 「あぁもうダメ!難しい」と言いながら、何度か発音してなおしてもらった。

 あと、音読してて苦手なのが、行末でハイフンがついて改行されてる単語。
 こういうのがあると、間違いなく私の音読はペースが落ちる。

 そして、アクセント!
 これも割と自信があった分野なのだけれど、昨日はダメダメだった。
 やはり音節の多い長めの単語が苦手だ。

 講師の前で音読するのは、なかなか楽しいし、タメになる。


というわけで、今回のレッスンは盛りだくさんで、
いつもよりも私が話した分量が多かった。

予習がかなり大変なのだけれど、
嫌にならない程度に頑張っていこうと思う。

いつかBreakthroughを体験したい!と思っているのだ。

最近、ちょっとだけ英語を紡ぐことが上手くなってきたとも感じる。
あちこちで聞く機会のある英語を、意識的にキャッチして、
自分が使えそうかどうかチェックして、
使えそうならストックする、ということが自然にできるようになってきた。

「アメリカ口語教本(中級)」もようやくゲットしたことだし、
もう少しだけ、本腰を入れて英語に取り組みたい。
(でも来週からは仕事が忙しくなりそうなんだよねぇ)





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