うつ病で摂食障害などを抱える看護師。色々あるけど、生きて行くのだ!

2002年10月24日(木) ごめんなさい

PCの前に30分以上座っていた。今日は日記は書けないと思っていた。


昨日、またやってしまった。

リストカット、と言うより、もう少し上の方の腕を。

前回の時より、深かったのか血が止まらず、だんだん吐き気がして来た。

私はどんな気持ちで自分を傷つけたのだろう。それはよく覚えていない。

血が止まらない。このままじゃダメだ。とっさにバイト先の先生の携帯に電話した。
先生は、「これからか〜?オレもう寝てるぞ。それに今からやったら明日手術できなくなるからなぁ。(木曜日はオペ日)明日やってやるよ。止血して、ガーゼ当てて包帯巻いておいて」と言われ、「ハイ、明日行きます」と言った。
私には時間の感覚がなかった。時計を見たら夜12時を過ぎたところだった。先生は「午前中だと、AとかSとかうるさいのがいるから、夕方5時40分に来て」と言った。ウワサ話が好きな看護婦がいない方がいいだろうという先生の配慮だった。

「血が止まらないし、吐き気もひどいんです」とは言えなかった。ごり押ししてまで縫合してくれなんて思わない。ずっと押さえていたらそのうち止まるだろうし、吐き気もおさまるだろう。そう思って、ガーゼの上からタオルを当てて縛っていた。

ああ、またやってしまったんだ。自己嫌悪に陥った。
切ったすぐあとは、安堵感にも似たような気持ちになるのに、ハッと我に返るといろんなことが頭を駆け巡る。自分は安らぎを感じても、人に迷惑をかけてはいけないんだ。

それから1人でいるのが怖くて友人に電話した。その人はリストカットの先輩?だから、私の気持ちをとてもよくわかってくれた。「やっちゃダメだよ」なんて言わない。泣きながら話しているうちに、気持ちが落ち着いて来て、吐き気もおさまった。

夕方、縫合をする前に、どうしても電話したい友人がいた。心療内科を紹介してくれた人だ。電話で「またやっちゃった」って言っただけで、涙が止まらなくなった。「ききさんは、傷が痛いんじゃなくて、心が痛いんでしょう?」と言われた。
「夜遅くてもいいから電話してね」とも言ってくれた。

心の中でいろんな思いがグルグル回る。私は、友人に電話して「やっちゃったんだよ」と言って慰めてもらいたいのかな。そうじゃない。人に話すことで、気持ちが落ち着くことってあるよね。


「辛い時は電話ちょうだい」と言ってくれる友人がいることをうれしく思う。もちろんその友人達が辛い時は、私が話し相手になる。


病院に着いて、自分でカルテを出す。看護婦に「どうした?」と聞かれても、すぐに答えることができなかった。私が震えながら泣いているので、「更年期?」と思われたかもーー;
 
「またやっちゃった」と言って腕を見せた。「ナートだね」と言って、準備を始める。看護婦のKさんは、私の手を握り、「冷たいね」と言った。いつも仕事をしている時は「暖かいね」と言われる手が、そして、身体も冷え切っていた。

先生は何も言わなかった。処置に必要な言葉だけを看護婦に伝える。前回は縫合しているところをずっと見ていたのだけど、今回は涙もふるえも止まらなくて、ハンカチで目を押さえていた。縫うことが痛かったわけじゃない。Kさんは私の足のあたりを触って、「大丈夫だからね」と言ってくれた。
ナートの最中に「昨日は遅い時間にすみませんでした」と言うと、先生は「ああ、いいよ」と。

みんなに悪口を言われている先生だけど、私はいい面も見ている。だけど、今回だけは、電話した時怒鳴られるかと思った。「何度やったら気が済むんだ!」みたいなことを。恐る恐るかけた電話だった。

 
一度目にリストカットした時、「最初で最後」と思った。

二度目にやった時、「またやってしまうかも」と思った。

そして三度目の今回「もう絶対にやらないと誓う」と思ったのに、一晩寝たら、
「わからない」に変ってしまった。

自分の心の中を見て、どういう理由で自傷するのかがわかれば、しなくなるのになぁと他人事のように思ったりする。


昨日はそれほど痛くなかった傷が今は痛い。

今はただ、「ごめんなさい」と言いたい。

主人にも、先生にも、自分にも、そして私のことを心配してくれるたくさんの友人達にも。






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