瞳's Cinema Diary
好きなスターや好みのジャンルにやたら甘い、普通の主婦の映画日記。
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2007年08月15日(水) 「キサラギ」

2007年日本 監督 佐藤祐市
キャスト 小栗旬 ユースケ・サンタマリア 小出恵介 塚地武雅 末永優衣 米本来輝

焼死したアイドルの一周忌に集まった5人の男。
如月ミキを偲び、語りあうための集まりが、いつのまにか彼女の死の真相を探りあい、思ってもみなかった方向へと・・彼らを導いてゆく。

予告を見たときから劇場で観たい!と思っていたこの映画、期待通りの面白さで大満足。
まず如月ミキちゃんの設定がいいよね。超アイドルじゃない、C級いやD級?(らしい)アイドルの彼女(デビュー時のキャッチフレーズもずばり「遅れて来た清純派」!)。ファンサイトの常連が5人というのも素直に頷けて。
そして5人の登場も面白い、HNしか知らないネットの世界。誰も彼らの本当の姿や名前を知らない・・そんな彼らがひとりのアイドルで結びついていて・・そしてそこからどんどんと生まれてくる会話や展開が、密室という舞台の中でとても生かされていましたよ。
冒頭から彼らにどんどんと引き込まれいきました。なにせこういうファン心理には非常に身につまされる部分があるわけですもん(笑)家元さんのパーフェクトコレクションやスネークの生写真・・お宝合戦も分かる、分かる〜!!

HNの設定も上手いよね、あるある!こういうHN・・っていうのから・・あの「オダ・ユージ」ネタ。これにはたまらず大爆笑。
会話のテンポも、5人のキャラを上手く生かしていましたね。
演じる俳優さんたちも個性豊かに魅力たっぷりに演じてくれて・・ユースケ・サンタマリアも良かったけど、私はみんなのまとめ役・・というか一番個性が出しにくい家元さんを演じた小栗旬さんと会話のテンポと突っ込みが絶妙だったスネーク役の小出恵介さんが特に良かったかな。香川さんは別格だから(笑)

死の真相に至る推理の部分もどんどんと展開が変わっていって、面白かったですよね。意外に推理は予想できる部分もあったりして途中からこうなのかな・・って思ったりしたんだけど。そういうのも、会話の上手さや彼らのキャラの面白さで全然飽きさせないし。なにより、あの人が・・実は・・っていう。このあたりにつくりがビックリ。
私はね〜、あの家元さんの嘆きのシーン・・「ぼくだけが・・」っていうあのシーンで思わず涙してしまったわ・・なんだかとっても分かるよ〜って(涙)
誰かにファン心を捧げたことのある人なら絶対分かるはず、あの気持ち。

最後はもう少しすっきりでも良かったかなって思いましたけど。
でも笑って、泣いて。そして最後は思わず一緒にGo!Go!ってやりそうになっちゃいました(笑)懐かしいねぇ・・大磯ロングビーチ〜!!

そうそう、それにあの「後ろ斜め45度から見たジョニー・デップ」!!あれにも噴出しましたよ〜(爆)



おまけ
HNのお話が出たので、全然関係ないですけど。
私のHNは本名です〜、なんて普通だろうか・・(笑)
もっと凝った名前にすればよかったかなあ・・なんて後から思ったりもしたけど。
ネットデビューしたのが海外ドラマ「ダークエンジェル」ファンサイトからだったのでこちらはhitomiと横文字にしてました。
このサイトで使ってる「瞳」は昔私が生まれた時には使えなかった漢字なのですよ(今では使えるそうです)親はこの漢字にしたかったらしいのですが。
なのでせめて・・ここで使ってます(笑)


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