| 2007年08月02日(木) |
「パンチドランク・ラブ」 |
2002年アメリカ 監督 ポール・トーマス・アンダーソン キャスト アダム・サンドラー エミリー・ワトソン ルイス・ガスマン フィリップ・シーモア・ホフマン
まだまだアダム・サンドラー祭り続行中なのですよ(笑)
不思議に、でも強烈なラブストーリー。 まず冒頭のシーンからビックリ!!早朝の道路、静けさを突然破る!! いや、もう何の予告も無かったので私はかなり驚いたのでした。 そしてその後の展開も・・・ラブストーリー(もちろんそうだよね?)で、こんなに不思議にいろんな意味でやたらドキドキさせられたのは初めてかも。
アダム・サンドラー演じるバリー・イーガン。7人ものお姉さんからの口出しに・・そりゃあもう、日々いろんな物が積み重なっているんだろうなあ・・っていう。普段は物静かなのに・・・その突然のキレっぷりがすごくって!!恐いんですよ〜、恐いんだけど・・なんだか可愛いくもあって(でもトイレは壊しちゃいけません・・苦笑) このあたりの表情が、アダムとっても上手いですよね。次何が起るか分からない・・っていうドキドキ感。 そんな彼と付き合うようになったリナを演じるのはエミリー・ワトソン。 大きな目、独特のその表情、バリーの上を行くくらいの不思議さを彼女も醸し出していて。
プリンを買い込んでマイレージを溜めるエピソードや、ヤバイ人たちに脅されるシーン。 彼女に会いに行くハワイ。どれもが不思議なはずなのに・・なぜかしっかりとふたりのラブストーリーに繋がっているんですよね。 映像もとっても印象的でした。 ハワイでかけよる二人のシーンの、あの影絵のような映像はとっても素敵だったし。 バリーがずーーーーとずーーーーっと着てたブルーのスーツ(着替えてたのはホテルでの翌朝のシーンのみ?)や、道路に置かれていたハーモニウム。積み重ねられたプリン。そういう小物使いも面白いですよね。
バリーを脅すフィリップ・シーモア・ホフマンも散髪中・・という間抜けさにも関わらずワルの貫禄を感じるのはさすが・・っていうべきかな(笑)
それは目が眩むほど、パンチのきいたラブストーリー やがて衝撃は、陶酔にかわる
このコピー、いい感じですよね。不思議なラブストーリーは、軽妙かと見せかけて実は結構アルコール度数の高い、しっかりと酔わされた映画なのでした。
で・・プリン・・いつ食べるんだろう・・それが最後まで気になったのですけど(笑)
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