| 2007年07月03日(火) |
「もしも昨日が選べたら」 |
2006年アメリカ 監督 フランク・コラチ キャスト アダム・サンドラー ケイト・ベッキンセール クリストファー・ウォーケン デヴィッド・ハッセルホフ ヘンリー・ウィンクラー ジュリー・カヴナー
愛する妻、可愛い子供たち・・家庭も大切だけど、でも仕事で成功を手にしたい!!ツリーハウスはいまだ建築途中、子供たちとの約束も破りがちな、建築士マイケル。 仕事上のイライラを抱えて深夜の寝具ショップを訪れた彼は、不思議な男から「万能リモコン」を手渡される。人も物もClickすれば、思ったとおりに動かすことができる!!素晴らしいリモコンの力に溺れたマイケルは、ついには時間をも早送りしてしまおうとするのだが・・・
「スパングリッシュ」のだんな様役がとっても素敵だったアダム・サンドラー。決して絶対(そこまで強調するとは・・汗)好みの顔じゃないんですけどねぇ・・なんかいいんだわ〜(笑)というわけで・・こちらも借りてきました。 こちらの役は、家庭よりも仕事に情熱を注いでいる、いわば「スパングリッシュ」とは正反対の役なんですけど、でも憎めないんですよねぇ、彼がやると。決して情が薄いわけじゃなくって。善人なんだけど・・でもちょっといろんなことに焦ってしまってる。 そんな彼が手にした万能リモコン!! いや、これはすごいんです!!こんなのあったら・・私も絶対使っちゃうと思う。 いろいろイタズラしちゃうマイケルが可笑しいんです。特にあの顔色を変えちゃうシーン、あそこは噴出しちゃいました(爆) でもどんどん・・エスカレートしていっちゃうんですよね・・気持ちは分かるけど。 嫌なこと、苦しい時期を早送り!!気持ちはすごく分かりますよね。誰だって嫌なことはさっさと通り過ぎて、成功している時に辿り着きたい!! でもそれがどんなに危険なことか!! 止められないリモコンの早送りに・・マイケルがどんどんと家族を失っていって、自分のからだも崩れていって。 特殊メイク?老けてゆく顔とか、とてもリアルでしたね。マイケルも奥さんも(ケイト・ベッキンセールってこんなに可愛かったんだ〜!!すっごくキュート!) そして・・あのお腹の皮・・(爆)いやぁ・・悲しいシーンのはずなのに・・笑ってしまった〜。
笑わせて、でもすっごくほろりとさせる・・上手い、上手すぎる〜〜。 子供たちがどんどんと大きくなっていったり、自身の父親へ最後の言葉をかけたり・・ああいうシーンにすっかり泣かされてしまったわ〜〜。 最後は・・最後は・・絶対〇〇なんだろうなあ・・って思うのに・・思うのに。え?え?もしや・・もしや・・なの?とドキドキ、ハラハラ、してしまって。
すっかりサンドラーマジック(?)にハマッてしまいましたよ。 共演者もすっごく個性的!怪しいリモコンの発明者にクリストファー・ウォーケン!ゴーイングマイウェイな上司には「ナイトライダー」(懐かしい!)のデヴィッド・ハッセルホフですよ。 でもなんといってもケイト・ベッキンセールが最高に可愛かったわ〜、彼女を放しちゃダメ!!ダメだって!!って何度も言いたくなるくらい。
どんなに面倒でも、嫌な時だって、それをスルーして美味しいところだけ取ろうとしてもダメなんだなあって。すごくしみじみと感じました。 人生の時間は、どんな時間もかけがえの無いもの・・それをしっかりと教えて貰った映画でした。 それにしても・・ほっとした〜、でも最後はちょっとドキッ・・でしたね。
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