2007年04月27日(金) |
「ラブソングができるまで」 |
2007年アメリカ 監督マーク・ローレンス キャスト ヒュー・グラント ドリュー・バリモア ブラッド・ギャレット クリステン・ジョンストン キャンベル・スコット ヘイリー・ベネット
あぁ〜〜、ヒューさま、あなたはどうしていつもこんなに私を嬉しくさせるんでしょう、(どんなにダメな男を演じても)いつだってとってもチャーミングでいとおしい。そんなあなたが演じる「魅力を感じずにはいられない男性」がまたひとり!この映画で生まれましたよ!! だって!!歌って踊るんですよ!!ピチピチパンツで腰まで振ってくれちゃったりするんです(笑)しかもそれが今をときめく大スター!!っていう設定でないのがニクイ。元人気スター、今は「あの人はどこ」状態。そんなスターがなんて似合うんでしょうか!
まず、冒頭から最高です。80年代爆発的な人気を誇ったバンド「POP!」の歌って踊る姿。髪型も、ファッションも、そしてなんともいえない・・あの振り付けに目が釘付け(笑)もう楽しくってたまりませんでした。 そんな人気グループのセカンドボーカルだった彼は解散後ソロ活動に失敗、今はイベント会場で元「ギャル」たちを相手に歌うのが彼のもっぱらの仕事。そんな「元人気バンドのスター」の彼と、恋人と思っていた人に裏切られ、創作活動を止めた「元作家志望」の女の子。 ヒューさまとドリューがこんなに似合うなんて思いませんでしたね、とっても素敵なふたりでした。ふたりとも「元」からうまく抜け出せない、でも夢や希望を失ってしまってるわけじゃない。ただしまい込まれているだけ・・きっと要る日が来る・・ってこんな歌詞でしたよね、二人が一緒に創った「愛に戻る道」 この歌の歌詞はいいですよね。
こんなシーンがありましたよね。作曲が大事なんだ!!って言い切るアレックス(ヒューさま)にソフィー(ドリュー)が言うんです。「歌詞は本当のものを伝えるの」(うろ覚えですが・・こんな感じ?) アレックスが仲たがいしてしまった(あれはアレックスが悪いよね・・でも心無い言葉を言っても・・どうしても私はヒュー様に甘いのだ 苦笑)ソフィーへの気持ちを歌う弾き語りの歌がありました。 これまでメロディーは作っても作詞は全くダメだったアレックス。 そんな彼がつけたあの歌詞は、率直で、へんに飾ってない、そのままの彼の気持ち・・彼そのもの・・すごく心に響いてきましたね。 たしかに歌のことばは本当のものを伝えてくれるんだなあ・・って思いました。 「元」の世界にいまだ埋もれてしまっているかのようだった彼が、今現在の自分を表してみせた・・そしてそれをちゃんとソフィーは判ってあげたんですよね。
二人が歌を創る過程の、いっしょに過ごす時間の見せ方も良かったですよね。 ピアノの位置を変え、息詰ったら散歩にでかけ、互いの過去を少しづつ・・見せ合って。そんなふたりの過去や気持ちがあの歌にこめられていって。 だから、「元」とか「過去」とかって決して忘れていくものじゃないんですよね、だってそれがあっての今だから。 テーマパークで歌うアレックスに「堂々と歌って、あなたはとっても素敵」ってソフィーが言うシーンがとっても好きです。
ふたりの周りの人たちも、個性的な方たちが揃って見応えありましたね。暖かく見守るマネージャーのクリス。ソフィーのお姉さん(痩身エステ・・なのに・・あの立派なボディーは・・汗)そして歌姫コーラ!!刺激的な衣装と、あの振り付け、舞台の上に仏像ですから・・ しかし・・彼女のコンサートの中であの曲を披露するとは・・勇気ありますよ、アレックス。若い子達でいっぱいのコンサートでしーん〜〜となったらどうしようかと思ったわ。
登場するいろいろな曲が、頭の中を回ってます・・そしてやっぱり・・あのPOP!のあの映像が(笑)思い出しては絶対自分も腰を振りたくなるし〜(笑) 中には監督さんが作った曲だとか、なんと監督の12歳の息子さんが作った曲まであるそうですよ。DANCE WITH ME TONIGHTかな。 サントラ!購入しよう!!決定〜!
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