| 2007年04月05日(木) |
「デューン 砂の惑星」 |
1984年アメリカ 監督 デヴィット・リンチ キャスト カイル・マクラクラン フランチェスカ・アニス ホセ・フェラー スティング ショーン・ヤング マックス・フォン・シドー シルバーナ・マンガーノ
原作はフランク・ハーバートのSF大抒情詩。 私は読んでいませんが、SF界では有名な小説なんですよね、そしてたいそう長編だとか。
時ははるかな未来・・1万119年でしたか・・? 不老不死の薬として使われる中毒性のある薬物メランジが唯一産出される惑星アラキス・・またの名を砂の惑星「デューン」 この星を巡って繰り広げられる欲望、裏切り・・そして権力争い。
ん〜ん、これは小説をやはり少しでも読んでおいた方が良かったのかなあ。 冒頭、いきなり・・どこぞのお姫様が語り部となって説明する・・このあたりから・・はや戸惑いが。 公爵レト・アトレイデスと宿敵ハルコネン家、そして皇帝の関係もよく分からないし・・なにより・・あのギルドって何でしょう?巨大なさなぎ・・虫??
映像は面白いです、四角いブロックみたいなのが身を守るシールドのようなものとか・・宇宙基地や、宇宙船のデザインもとても個性的でしたよね。 音を力に変える・・あの戦闘能力や・・未来を予想する力や・・そういうSF的な要素もたくさんありましたし。 でも、何より・・力が入ってるなあ・・って感じたのは・・エグイシーンでしたよ(苦笑) ハルコネンの異常な姿、若い男の子の胸につけた心臓の栓を抜くシーンやら・・惑星のあの巨大な芋虫〜〜〜!! こういうシーンにと〜〜っても力が入ってるのが感じ取れちゃいました(笑) ましてや・・なんでしょう・・あのスティングの裸のシーンは・・(笑)
そんな強烈なシーンの数々に・・ストーリーが押されてしまったような気がしてしまいます。 特に後半・・なんだかどんどん、どんどんお話が進んでしまって・・ついていけませんでしたよ。すごくあわただしかったですね。 主人公ポールはカイル・マクラクラン。強烈な個性の人々の中で、彼の持つ清冽さが際立っていましたね。やっぱり綺麗〜〜。オーランドに似てますよね!?いや、反対だわ、オーランドが彼に似てる・・のか(笑) 時折見せる、凛とした表情にドキッとしてしまいます。 彼の周りもとても個性的なキャラが多くて良かったと思うんですけど・・いかんせん数が多すぎて・・ ポールの母、ジェシカも後半にはほとんど出てこなくなるし・・マリアは・・こ、怖い・・(汗)
結局予言の通りにすべてが行われた・・というだけが・・私がはっきりと理解できたことでしたよ〜。 スパイスと虫は・・結局=なんでしょうか・・。
魅力あるSF映画には詩情がある・・・・と勝手に思う私ですが、う〜ん・・詩情よりも・・強烈なエグさ・・が(汗) 個性的である!!っていうことは間違いない!と思いますけどね〜。
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