瞳's Cinema Diary
好きなスターや好みのジャンルにやたら甘い、普通の主婦の映画日記。
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2007年03月23日(金) 「死の罠」

1982年アメリカ 監督 シドニー・ルメット
キャスト マイケル・ケイン クリストファー・リーヴ ダイアン・キャノン アイリーン・ワース ヘンリー・ジョーンズ ジョー・シルヴァー

もともとは、アイラ・レヴィン原作による劇を映画化した作品です。
映画でも劇作家シドニーの(というよりお金持ちの妻の)屋敷の中がほとんど、その舞台。
演じる俳優さんたちの演技も、時にとてもオーバーアクションであったり、その声の張り具合なんて・・舞台っぽい感じでしたね。

まず、その舞台になってるシドニーの屋敷なんですが!!これがもう!!素晴らしく魅力的でしたね。豪華な山小屋風?大きな暖炉(物を燃やすのにぴったりな)ソファーにはキルト!そして壁にかけられたたくさんの(劇の)小道具は、木の壁にぴったり。
2階のベッドルーム、こちらはちょっと可愛い感じ・・で。

そんな完璧な舞台で繰り広げられる、どんでん返しの連続。演じる俳優さんたちの演技も見事で目が離せないですよ。
落ち目の劇作家シドニー(マイケル・ケイン)に送られてきた教え子(クリストファー・リーブ)の脚本、その素晴らしい出来に彼は、どうしてもその台本を自分のものにしたくなって・・・

まず面白いシーンだなあ・・って思ったのは、シドニーがクリフを自宅に招待する電話のシーン。電話しながらぐるぐる歩き回るシドニーに、それを見守る妻マイラの表情。くるくる・・くるくる・・ちょっと酔いそうになっちゃいました(笑)これって、劇だとこういう映し方はできないよね、映画ならでは・・のシーンでしょうか。

訪ねてきたクリフと、シドニーのやりとり・・なんだか緊迫したものが・・と思うと、そこにマイラが入ってきて・・3人の表情と、やりとりが・・実に上手いですよね。
そしてそこからどんどん恐さがスピードアップしてきて、シドニーが怯えていやがるマイラを窓の傍にひきづって行くシーンには・・こ、、こわい〜〜。

そこからもまだまだ驚きの連続でストーリーは、二転三転していきます。
これはいったいどうなってゆくのか・・最後までドキドキの連続でした。
マイケル・ケインの怪しさ、ダイアン・キャノンの可愛らしさ、そしてクリストファー・リーブ!!スーパーマンの彼とは全く違う、とても新鮮で驚くような彼が見れて嬉しい。
イケナイ表情もこんなに魅力的だったんですねぇ。Vネックのセーターにブーツ、美しかったですよ。
キスシーンもありましたしね(誰の・・とはあえて言わずにおこう〜っと)

霊媒師の女性も、とっても面白かったのですが・・ただちょっと残念だったのは、最後がね・・え?って感じで。
少し物足りなかったなぁ・・あと一ひねり・・願うのは贅沢でしょうか。


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