2005年 フランス 監督 ミヒャエル・ハネケ キャスト ダニエル・オートゥイユ ジュリエット・ビノシュ モーリス・ベニシュー アニー・ジラルド ベルナール・ル・コク ワリッド・アフキ
映画が始まった・・え?はじまったんですよね? あれ?あれ・・・ ず〜っと家の前の景色が映る・・音声も何もなしで・・・・え?まだ・・まだず〜っとこの画像なの? なんでしょう・・この不安感、どうにかして〜〜ドンドン高まってくる・・ 私てっきりうちのすご録君が壊れたのかと思いました。でもよーく見ると右隅がぶれてて・・これがビデオで取った画像・・っていうのが分かるんですけど。 この始まりから・・やけにドキドキするこの映画。 あの鳥のシーンも鳥嫌いな私には恐怖そのもの・・そして食事会での犬の話・・あれには思わずわーーーーっと叫びそうになりました。いや、恐い、怖いね〜。あんなの隣でされたら・・声出して叫びそう(苦笑)
最後まで、ものすごい不安と、で・・・いったい誰が何のために??という疑問を残したまま・・映画は終わってしまいます。 衝撃のラストシーンといわれて・・3度見直してもしかして・・こういうこと?って漠然と思ったけど・・なんだか全然分からなくて結局本編も2度見直したのですけど。 でもはっきりしたことは分からないんですね。 監督さんのコメントに「人間の持つ罪の意識を描きたかった」というのがありました。 誰がこのテープを送ってきたのせよ、それは眠っていた主人公の罪の意識を揺さぶったのでしょうか・・表面上は自分の罪を正当化してむしろ、周りの人に怒りを向けていたようにしか見えなかったですけど・・でもあの夢や・・最後の疲れたような彼を見ていると・・ そうして、彼の罪を告発するかのような・・そのテープが、また違った悲劇を生み出してしまったことが・・なんともいえず・・悲しいのですけど。
すべてが・・主人公の生み出した世界・・っていう解釈もあり?どうなんだろう・・・ふぅ・・なんだかどんどんといろんなことを思っちゃう映画ですね。深みにはまってゆく〜〜。 むしろ、それが監督さんの意図しているところかもしれません。
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