| 2006年12月17日(日) |
「シンドバッド 7回目の航海」 |
1958年 アメリカ 特撮 レイ・ハリーハウゼン 監督 ネイザン・ジュラン 出演 カーウィン・マシューズ キャスリン・グラント トリン・サッチャー リチャード・アイヤー
我が家のレトロ王子は、今50〜60年代の映画にはまっているらしい。 しかし・・シンドバッド!!いいじゃないですか、懐かしい。 一つ目巨人サイクロップスに巨大怪鳥、そしてあんがい可愛らしい顔のドラゴンに魔法のランプ・・と。 なんでしょうか・・ワクワクしちゃいましたよ。 お姫様に、怪しい魔術師、嵐の船旅に船員たちの反乱と・・これはね〜、冒険ロマンの古典ですね、まさに。「パイレーツ」の世界がすでにここにはちゃんとあるわけですね。 そして古典ですから、主人公もシンドバッドですから!正統派さんなわけですよ、なかなかハンサムでお姫様を救おうと・・それだけのために一心に・・ほらぁ・・誰かさんみたいでしょ(笑)衣装もちょっと前がはだけてたりしてね・・。ターバン姿も似合ってました。 でも、そんな正統派主人公のまわりの人々・・結構個性的で面白かったですよ。魔術師は・・強いのか弱いのか・・いったいどっち??といいたくなるような方で(手を貸してもらいながら崖を登る姿なんて・・どうなん?)そんなにすごい魔術を使ってドラゴンを手下にしているのなら何もわざわざシンドバッドに手伝ってもらわなくても・・と絶えず突っ込みを入れたくなるし。 ランプの精のジニーが・・また!なんでしょう。元気のない男の子なんですよ。「やってみます・・」と弱気な返事(苦笑)しかも出してくれる魔術は・・え?すごく現実的じゃ?っと。きっとランプの中の生活に飽きてたんですよね?最後の笑顔は可愛らしかったし(笑)
もちろん、今のCGとは全然違うものですけど、迫力なんかもありませんけど。 ストップモーション・アニメーション・・っていうんですか?いいですね〜、想像力を掻き立てるものがありますよね。 怪物たちが出てくると思わず「うわ!!出たよ、出たよ!」とワクワクしたり。 サイクロップスが迫ってきたりすると・・ドキドキしたり。 シンドバッドとスケルトンの剣での戦いも見事だと思います。 あ、でもね、私が一番ドキドキしたのは、あのシーン。魔術師の魔法にかけられたお姫様の手のシーン。注目ですよ〜!!
特撮のレイ・ハリー・ハウゼンさんは、その世界で有名な方なんですね。 特典で語ってらしたんですけど、少年の頃からガレージでいろいろなものを作っていたけれど、両親は彼にあれこれ言わずにやりたいことをやらせてくれた・・しかも協力までしれくれた・・というお話にいたく感動しちゃったなぁ。 彼はあのレイ・ブラッドベリの親友でもあったそうですよ〜。
そうそう特典には主演のシンドバッド役のカーウィン・マシューズさんが当時を思い出して語る姿もありました。 お年を召しても、白髪のとても粋なハンサムさんで素敵でしたよ。
次は「アルゴ探検隊の大冒険」を観たいなあ。気分はすっかり、冒険少年だ〜(笑)いや・・年末押し迫ってますよ・・あなた。主婦逃避・・か?(爆)
|