1995年アメリカ 監督テリー・ギリアム 原案 『LA JETEE』(クリス・マルケル) キャスト ブルース・ウィルス マデリーン・ストウ ブラッド・ピット クリストファー・プラマー ジョン・セダ
この映画の原案となったのが、先日見ていたく気に入った「ラ・ジュテ」 これはこちらもぜひ見たいと借りてきましたよ。
21世紀、蔓延したウィルスによって人類は絶滅の危機に・・生き残った人々は地上を追われ、地下での生活をおくる日々。 原因を探っていた科学者グループは、ウィルスの発生に“12モンキーズ”という謎の集団がかかわっていたことを突き止め、特赦を条件に囚人コールを過去の世界に送りこむのだが・・・
ブルース・ウィルスって、本当にこういう役どころが似合いますよね。 タイムマシンの時差(?)に苦しんでよだれをたらしながらも、やられても、やられても、タフに立ち向かう。まさにオハコの役どころ。 彼とかかわる過去の女性キャサリンにはマデリーン・ストウ。 そしてキーパーソンはジェフリー・コリンズ、演じるのはブラッド・ピットです。 設定やあの空港でのシーンなど、原案となった「ラ・ジュテ」をしっかりと踏まえた映画なのですが、この映画の面白さはやはりここに「12モンキーズ」という謎を加えたことではないかしらね? このわけの分からない、なんともおかしな名前の集団がなんなのか、いったい何をしたのか、とっても気になりながら見せられちゃう。 謎を追うコールと巻き込まれるキャサリンの間の感情は、「ラ・ジュテ」よりも複雑でしたね。 そしてジェフリーを演じるブラピのイッちゃってる演技は面白い。 うん、このブラピはすごいね〜。 最後に明かされる12モンキーズの謎・・これがまた!!ネタバレしたくないので書きませんが。 え??みたいな。いい意味での面白い裏切りでした。 空港のシーンは、着替えたキャサリンの姿をみたとたん!悲しい予感が湧き上がって・・・う〜ん、やはり切ないですね。
「ラ・ジュテ」ではこの空港のシーン、あの女性の悲しい表情に目を奪われた私ですが、こちらの映画では、キャサリンと少年の日のコールの間に交わされる視線が印象的でした。
印象的といえば、やはり音楽。使い方が上手い!! そしてTVで流れていた「めまい」のシーン。こちらも上手いなあって思いました。
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