瞳's Cinema Diary
好きなスターや好みのジャンルにやたら甘い、普通の主婦の映画日記。
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2006年06月04日(日) 「イン・ハー・シューズ」

2005年アメリカ 監督 カーティス・ハンソン
キャスト キャメロン・ディアス トニー・コレット シャーリー・マクレーン
マーク・フォイアスタイン

美人でスタイル抜群の妹をキャメロン・ディアス、キャリアはばっちりだけどスタイルも顔も良くない、太めの姉をトニー・コレット。
ごめん・・この設定で、私にはもう違和感が。キャメロン・ディアスは可愛いと思う、スタイルはたしかに抜群!だよね。あの足の長さといったら!
でも美人か・・って言われると私の思う美人の範疇では無いんですよね。
顔をくしゃっとした笑顔なんて最高にキュートだけど。
そしてトニー・コレット!私は彼女が大好きなの。だから彼女のどこかブスなのか分からない、別に太くなんてないし!
二人で夜にお出かけするシーンのコレットは、むしろ彼女に似合うファッションで素敵に見えて。
なのでねぇ・・なんだか妹は美人!姉は・・の設定に乗り切れないまま、観始めたのですが。

コレットファン・・ってことじゃなくても、こんな妹は欲しくないよね?
働く努力、計算が苦手・・って言っても、別に他にいくらでも仕事はあると思う。だってそんなに美人でスタイルよくって・・なら、モデルとかも出来るだろうし。
ましてや、お姉さんの恋人とベッドイン・・これは最悪だけど(ここまでダメダメにしなくても・・いいんじゃ)でも彼女だけが悪いわけではないよね。花束を持ってやってきながら、妹の下着姿によろめくような、こんな恋人はこっちからお断りだぁー!!
あれ?なんだか私ひどく辛口じゃない?今回。

いやいや、でもこんなことをされながらも、妹をそれでも探しちゃう、姉の気持ち、これは分かるような。どんなことをされたって、それでもやっぱり・・ね。
お姉さんの趣味の靴たち!!なんだか「靴に恋して」を思い出しましたね。

後半、祖母役のシャーリー・マクレーンが登場して(素敵ですよね〜)今まで隠されてた姉妹の母親の話とか出てくると。
なんだか、姉妹、そして祖母であるシャーリーのそれぞれの傷ついた気持ちとかが見えてきて。なんだかこの姉妹がいとおしくなってきたのでした。
妹の表情もどんどん可愛くなってくるのですよね。
老人たちの施設で働くことによって、こんなに素敵になれるかなあ・・って思っちゃうくらい妹は素敵になってゆくだけど(前半の描き方が悪すぎませんか?)
でもどんな些細な理由からでも、人は変われるものだし、そういう資質を彼女は持っていたんだろうなあって思いますよね。
結婚式で彼女が読み上げた詩に思わず泣きそうになりました。

隠されていた自分を発見して、自分に似合う靴を知って。
じーんと心が温かくなる余韻を残してくれるのが嬉しいですね。
あらっ、なんでしょう、辛口はどこに?(笑)

自分探し・・これって一生のことだよね?似合う靴を探すのも、きっとこれからもずっと・・じゃないかな?
でも少しでも素敵な自分になれるよう、大好きな人にその気持ちを伝えられるよう。そんな風であればいいよね。
キャメロン・ディアス、可愛かったです〜(あれほど美人じゃない・・って言ったくせに 笑)


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