| 2006年05月07日(日) |
「マイ・ボディーガード」 |
2004年アメリカ 監督トニー・スコット キャスト デンゼル・ワシントン ダコタ・ファニング クリストファー・ウォーケン ラダ・ミッチェル マーク・アンソニー
こんなに恐ろしい街なんですか?メキシコシティ。 子供たちにボディーガードをつけないと学校にも行けないって・・
「マイ・ボディーガード」この邦題から想像して、デンゼル・ワシントンが可愛いダコタちゃんを守る・・なあんて、甘いお話かと思っていたら。 ガツン!と頭を殴られたような衝撃でした。原題は「燃える男」・・なんですねええ。 燃える・・・う〜ん、燃える・・っていうか、すごかったです(汗)
デンゼル演じるクリーシーは、対テロ組織に何十年も所属して血もいやというほど見てきた・・男。今は酒びたりで、自分の命なんてどうでもよくなっている。 そんな彼がボディーガードをすることになったのが、ピタという少女。 演じるのはダコタちゃん。可愛いです。しかも可愛いだけじゃなくって、クリーシーに投げかける大人びたセリフも彼女が言うと違和感が無いんです。「友達じゃない、護衛するだけだ」と冷たい言葉を彼に言われ、「泣いてない」と健気に・・でも悲しげな表情が・・上手いよね〜。 そんな二人が・・「護衛」するだけの関係から信頼関係に変わるまでの描写が、ちょっと突然すぎるような気はするけれど。でも彼の表情がどんどん柔らかくなってゆくのを見るのは嬉しかったですね。
だから、事件後のうって変わったような・・激しい流血シーンは、かなりキツかったです。前半と後半で、違う映画を見てるかのような。 彼の過去や、ピタの存在、そして誘拐というなにより許せない犯罪を思うとああいう行動もわかるような気はしますけど・・あそこまでやります・・か。 デンゼルの恐ろしく冷たく、でも熱い演技、すごかったです。 友人役のクリストファー・ウォーケン、いい味だしてましたね。でもね・・私ったら失礼にもいつ悪役に転じるんだろう・・・絶対このままじゃないはず・・なあんて思ってしまいましたよ(苦笑)
血みどろになってたぐりよせて・・辿り着いた真実には、意外なことも含まれてました。悲しい。 なんだか見終わって・・どーんと疲れましたが。 頭の中を悲鳴をあげて走り寄ってくる・・・ダコタちゃんの顔がフラッシュバックします。ダコタちゃん・・やっぱり恐るべし。
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