| 2006年04月03日(月) |
「ア・サウンド・オブ・サンダー」 |
2006年アメリカ 監督 ピーター・ハイアムズ キャスト エドワード・バーンズ キャサリン・マコーマック ベン・キングズレー ジェミマ・ルーパー
2055年、タイムトラベルが可能になった世界。「タイム・サファリ」社では、6500万年前の白亜紀にタイムトラベルして恐竜狩をするハンティング・ツアーを売り出していた。 決して未来を変えないように・・タイム・パラドックスを防ぐため、ツアー客に徹底していたルール。しかし、完全なものなど・・やはりこの世にはなかった・・ ツアー中のある事故から、気づかぬうちに、恐ろしい未来が生み出されてしまう・・。
原作はレイ・ブラッドベリ。すごく短いお話ですからね・・映画になるとやはりかなり膨らませていますよね。人類絶滅・・とまでいってますから・・ 襲ってくるタイムウェイブ、迫力ありましたね。次にどんな風に変わってしまうのか・・ドキドキしました・・けど。 でもあの生物達・・もう・・た〜っぷり見せすぎ〜(苦笑)ヒヒとトカゲが合体したような・・あの生物は怖かった〜。なんでしょう、あの吼える声、なんともいえず、不気味でした。夜の場面が多くって・・よけい怖い。暗いところが嫌になりそうでした。 すっごい数のトカゲヒヒ(?)がナマケモノのようにぶら下がっているシーンがあるのですが・・あそこが一番怖かったですね。 サファリ社のツアー同行者隊長トラビス役のエドワード・バーンズ。強くて頼れる〜て感じより、どちらかというと・・ま、どうにかなるんじゃない・・って風な顔に見えて(苦笑)目が下がってるせいかしら(笑) ベン・キングズレーは曲者を演じるのは上手いですよね。でも意外と出番は少なかったですね。
これでもか、これでもか・・といろんな生物たちが出て来るものだから・・そして、やっぱりだんだんと仲間が失われていって(そうして、それはやっぱり次はあの人かしら・・っていう順で)パニック映画らしい、つくりでしたね。 でも最後まで気が抜けず・・ドキドキしながら観ましたから。
印象的だったのは、不完全理論。この世には完全なものなど・・存在しない・・っていう。 そして原作とはちょっと違ったひねり(?)もあったのです。あ、そっちだったのか・・っていう。
原作ではそのまま、放り出されたラストが怖さの余韻をひっぱってましたが、でも映画では・・ちゃんと・・大丈夫でしたね。大丈夫でないと・・困るものね。
よくSF映画とかでは、タイムマシンでささ〜っと行ってきて、ささ〜っとかえってきたりしてますけど。 過去のほんの些細なこと、ほんとに、ほんとに、え?あんな小さなことが・・っていう変化がこんなに恐ろしいことになるのなら・・タイムマシンには気軽になんて乗れませんよね。 ドラエもんものび太君も過去をどんどん変えてますけどね(笑)そうそう、ドクだって(笑)
近未来の町の様子。意外と普通っぽかったですね。 車とかが走ってるシーンと歩いてる人物の姿が・・なんだかとても作り物っぽく撮れてたのは・・・あれはわざとなんでしょうか・・違和感ありましたが。
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