瞳's Cinema Diary
好きなスターや好みのジャンルにやたら甘い、普通の主婦の映画日記。
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2006年01月24日(火) 「プライドと偏見」


ジェーン・オースティンの原作は、すごく前に読んでいたので漠然としたイメージしか残っていなかったのですけど。キーラ・ナイトレイのエリザベスは監督自身も語っていたように美人すぎるので(原作ではジェーンの半分くらいの美貌って書かれてましたよね)ちょっとイメージは違いました。でもそんなことが気にならないくらい、むしろ、その凛とした溌剌さがとても愛らしい素敵なエリザベスでしたね。
まず冒頭のシーンが良かったですよね。エリザベスが歩いてくる・・その姿勢のよさ、毅然とした美しさ。ここでもう彼女の性格が見えるような。そしてベネット一家登場。母親と父親のやりとりや姉妹たちの様子に一家の普段の様子が見えてくる。

舞踏会でのダーシーとの出会い。
ダーシー役の方、背が高くて、アラン・リックマン似て。そして口数が少ない・・とくれば当然私の好み。彼が全然高慢に見えなくて困りました、私(爆)原作では他の人の視点から彼がとても高慢で感じ悪い・・って書かれてますけど・・ほら苦虫かみつぶしてる・・ようだけど、それも男らしい感じに見えたりして・・ダンスも踊らなくてもいいじゃない!なんて思ってしまうほど(苦笑)

女性が相続権を持っていない、仕事にもつけない時代。ベネット一家のように5人も娘がいたら大変ですよねぇ。好きな人と結婚できて、そしてその人がある程度の資産を持っている!っていうのは本当にラッキーなことだったのでしょうね、きっと。
でもだからこそ、エリザベスのようにコリンズ氏の求婚をきっぱりと断ることはなかなか出来ないことだったのでしょう。いや、でもこのコリンズさん、私にはナイナイの岡村さんに見えて・・求婚のセリフとかおかしくて笑ってしまったのですけど。
きっぱりと断ったエリザベスに清清しさを覚えつつも・・親友の言葉にもやけに納得してしまった私でした。彼女の言うことも分かるようで・・ね。

プライドの高さと相手に対する偏見・・二人ともとても賢いだけにそれがよけい、自分自身を縛り付けてしまうのですよね。そして気持ちの行き違い。
いくら、時代が変わっても、こういう恋の基本(?)はきっと変わらないんでしょう、それがいつまでも変わらずに愛される理由でしょうか。
二人が始めてダンスを踊るシーンで、お互いに交わす言葉の面白さや、告白するダーシーにエリザベスの拒絶の言葉・・そして誤解が解けて・・
う〜ん、いいですねぇ・・乙女ですから(笑)
あんなセリフ言われてみたいものです。「全身全霊をかけて・・」ですよ!!

脇役も豪華でしたね。ジュディ・デンチはやっぱり凄い!出てきただけで迫力が違います。
一家のお父さん、ドナルド・サザーランド、素敵でしたね。でもエリザベスびいきなのはいいけれど、リディアたちに対しては・・!?お手上げなのでしょうか。お母さん似で手に負えない・・!?そうそう妹たちは原作よりもすごく子供って感じがしました。加護ちゃん辻ちゃんイメージじゃなかったでしょうか(笑)
お父さんとエリザベスの最後の会話は愛情溢れていて思わずぐっときてしまいました。

舞台も素晴らしかったですね。あの、ハドンホールも使われていたのですね。ダーシー屋敷なんて、圧巻でしたよ〜!!口があきそうになりました。
ベネット一家の食卓も楽しそうでしたけど。

あ、そうそうこれも書いておかないと。
実はお友達から教えていただいた巷でも話題になってる(?)オーリィ激似のMr.ウイッカム(ルパート・フレンド)。うん!たしかに似てました!目元がそっくり。ちょっと下がってて甘い目なのです。
鼻と口は少し違うけど、上唇がオーリィより厚い(笑)
いや、でも似てるものだからこちらにも感情移入しちゃって困ったことに(苦笑)
どうしても○○○い人だとは思えなくって・・ね。
あぁ・・オーリィにも軍服着て欲しいな。きっと似合うはず(爆)


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