瞳's Cinema Diary
好きなスターや好みのジャンルにやたら甘い、普通の主婦の映画日記。
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2005年09月05日(月) 「CODE 46」

2003年イギリス 監督マイケル・ウィンターボトム
キャスト ティム・ロビンス サマンサ・モートン ジャンヌ・バリバール オム・プリ エシー・デイヴィス

近未来の上海・・そこは‘内’なる世界と、内に住めない人々が集まる‘外’の世界に分かれている。
クローンが生産され、遺伝子管理された世界で、内なる世界への切符は「パペル」と呼ばれる滞在許可書だけ・・

とても雰囲気ある映画でした。
まず最初のマリアの夢のシーン、これにとても惹かれました。
そして捜査官ティム・ロス。実は今まであまり好きではなかったのですよ、初めて素敵〜って思っちゃいました(苦笑)
彼がマリアに惹かれたのは、やっぱり遺伝子からくるものなのでしょうか・・二度目に愛し合う二人の切ないシーン。

全体的にダークな色合いの映像に、上海の街のネオン。そして外なる世界の日の光。なんていうか、大人の雰囲気の、しっとりと落ち着いたSFでしたね。音楽も素敵でした。
でもそこに隠された怖さ。あんなウィルス・・怖いですよね〜。

ラストシーンが・・もう悲しい。切ない。
その記憶を抱えたまま、彼女は生きてゆかなければいけないのですよね。
サマンサ・モートンのちょっと中性的な、独特の雰囲気も生かされてました。

映像や、雰囲気から大好きな「ブレードランナー」を思い出しました。ティム・ロス演じる捜査官がいろいろと尋問するシーンとかももね。


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