2004年アメリカ 監督アレクサンダー・ペイン キャスト ポール・ジアマッテイト トーマス・ヘイデン・チャーチ ヴァージニア・マドセン サンドラ・オー
結婚を1週間後に控えた親友ジャックとワイナリーを巡る旅に出た英語教師のマイルス。 なんでも自信たっぷり、女性には目が無いジャックと、別れた奥さんのことをいまだ引きずっているネガティブなマイルスと。 正反対の二人・・なんだかどっちもどっちなのですけど、ジャック・・・だってねえ・・自分にはまだまだ魅力があるんだ、女性を惹き付けられるんだ!って思いたいんでしょうかね・・・でも・・ステファニーとのことがダメになったからって・・またすぐに・・しかも!誰でもいいんかい!って思ってしまいますよね。 方や、マイルス・・暗いよ〜、しかもすっごい後ろ向き・・なんかね、ジャックじないけど、しっかりしなさいよ!!って言いたくなってきますよね。 そんな二人だけど、でも、なんだか二人の会話とか聞いてると可笑しくなってくるのですよね、憎めないっていうか、いいコンビっていうか。
マイルスが語るワインのうんちくを聞いてると、全然ワインとか分からない私ですけど飲みたくなってきて。カリフォルニアの光溢れる戸外でワインを飲んでるシーンとか、美味しそうでしたよね。 偶然赤ワインがあったのですよ、珍しく。もちろん、お値段なんて恥ずかしいほどのものですけどね・・でもほら、空気を入れて香りを嗅いで・・あら・・なかなか美味しいような・・気がしてきます(笑)
寝かされて、熟成を重ねて、どんどん深い味わいになってゆくワイン。 人生も同じ・・かしらね?そうするとまだまだマイルスもジャックも熟成が足りないかもしれないですよね。甘さやほろ苦さも加わって、これからもっともっと深い味わいのワインになってゆくかも。
マヤはとっても素敵な女性でしたね、どうしてあんなに素敵な人がマイルスに〜なあんて思ってしまうほど(苦笑) ワインについて語る彼女の言葉は、とても自然で気持ちがこもっていて。 彼女がマイルスの書いた小説について語るシーンも好きです。 結末がちょっとよく分からないの・・そう話す彼女の言葉のように・・この映画もまたラストシーンは・・はっきりとは映さないのですよね、ニクイですよね〜。
栓を開けるまで、ワインの味はわからない・・でも開けることを恐れていては・・人生は始まらない・・。
|