2004年アメリカ 監督マイク・ニコルズ キャスト ジュリア・ロバーツ ジュード・ロウ ナタリー・ポートマン クライヴ・オーウェン
なんだかね、どうなのかしらね? 大人の恋愛(コピーでしたけど)ってどういうのかしらね?大人な態度っていうと思うに、自分の気持ちを隠して相手のことを思いやったり、好きになった相手の幸せを思ったり・・っていうのかと。あるいは、カッコして嫌な自分を隠したりいいところしか見せなかったり・・って。でも違いましたね。特に男性たち。
というか、ダンなんてね。子どもみたいでしたね。好きになったら好きと速攻アタック、本当のことが知りたいとだだをこねて、真実を知ると怒り出す・・ なんて、なんて勝手なの〜って思いながらも・・すみません。ジュードなので許してしまいます、わたし(爆)だってーーーー、素敵なんだもの・・しかも冒頭メガネかけてる(メガネ好き)きっと、彼はそのとき、そのときは、本当にそう思ってるのじゃないかしらね?本当のことを知っても相手を愛せるって。でも聞いてしまうと・・そうじゃなくなってしまって。 最後のラリーの診療所での涙、これって男泣きって感じじゃなくって、子ども泣きみたいでしたよね。
ラリー、凄かったですよね。オーウェン、あんまり上手くて、上手すぎて。本当にああいう人かと(汗)チャットの時のあの嬉しそうに嫌らしい顔が目に、目に焼き付いてる〜。なりふり構わず嫌らしい言葉をアンナに投げかけるシーンもすごいですよね。娘と見てたのですよ、なので、もうどうしようかと・・・ でも彼のあの行動が計算づくのものだとしたら・・・・怖いですね、すごいですね。ダンが全然計算づくでないだけに・・。 だけど男性2人は、アンナを取り合うというよりはお互いに負けられない勝負みたいになってましたね。「君の後ろに彼が見える」なんてね。
愛が始まるところと終わりところが描かれていても、愛し合ってる日々が描かれていないのですよね、この映画。 前の日の続き・・かと思って観てると、1ヵ月後〜みたいな。そのあいだのことは見ている私たちの想像に〜。そういう設定は面白いと思いました。なので、余計に彼らの愛を信じられない・・ふうに思いながら見てしまうのかもしれませんけど。「愛してる」の言葉がこれほど信じられなく響く恋愛映画も珍しいですよね。
乙女な私としては、おんなじ嘘をつくなら、もっと素敵な恋を見せて欲しかったな〜って思いますけど。とってもやもやして、スカッと爽やかな炭酸飲料でも飲みたくなりました、見終わってから。 でも、これは後引く映画ですよね、逆にそういう意味で。だってほら、今だって感想もうあとからあとから書けちゃいますもん(笑)そして、いろんな人の感想を聞きたくなっちゃいますもん。
女性たちは・・アンナはなんだか一番微妙というか。流されている・・っていうのかしら。でもショックだったのは、彼女がダンとの情事の最中のことをラリーに話していた・・ってこと。ダンに責められた彼女がかわいそうかな・・って思ってたのですけど、これで一気にもういいかなっと(苦笑)
アリス、ポートマン頑張ってましたよね。ラリーとのあのからみ(オーウェン、すごかったね〜〜)で、彼女が名前を告げるシーンとか。一番大人じゃ(ダンとかは、彼女のこと子どもだって言ってましたけど)って思いました。でも・・・最後ね、最後はどうして〜〜。 うううう〜〜ん、分からない。 ネタバレになるので未見の方は要チェック
ダンはアンナに本当のことを聞いて彼女を捨てちゃいましたよね。でもアリスから本当のことを聞いて・・・すごくショックで、怒りましたけど、でも結局は彼女の元に戻ったでしょう。薔薇を持って。そこで、私はダンも少しは成長したのかな・・って思ったのですけど。でもそんなダンをアリスはもう愛してない・・って。アンナの心変わりの理由が分からないのですよ。だってダンがそういう人だってことを分かっててずっと好きだったと思うのに・・・・。
あぁ・・結局すごくひきずってますね、この映画。 みごとそういう意味ではやられちゃいましたね〜〜。
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