瞳's Cinema Diary
好きなスターや好みのジャンルにやたら甘い、普通の主婦の映画日記。
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2005年06月06日(月) 「バレエ・カンパニー」

2003年アメリカ・ドイツ 監督 ロバート・アルトマン
キャスト ネーブ・キャンベル マルコム・マウダウェル ジェームズ・フランコ
バーバラ・ロバートソン スージー・キューザック

アメリカの名門バレエ・カンパニー「ジョフリー・バレエ・オブ・シカゴ」を舞台に、その華麗なステージとそれを支えるダンサー、振付師、経営者たちの日々の様子を見せてくれます。
主演のネーブ・キャンベル以外は、みんなこのバレエ・カンパニーの現役メンバーだそう。ネーブって踊れるのですね!!凄いなあ。「スクリーム」の彼女ってことしか知らなかったけど。

クラシックなバレエしか知らないのですけど、こういうすごい凝ったステージのバレエがあるのですね。最後のあの「青い蛇」のステージなんてビックリ。衣装もまるでミュージカルのようで。
その華麗なステージを支えるために、ダンサーたちは日々黙々と踊るのですね。
世界的に有名な振付師・・う〜ん、まさにこういう感じなんだろうなあ・・ってうなってしまう。自信たっぷりで、時には気まぐれで、でもカリスマ的なパワーを持ってて。ダンサーたちが、クリスマスの余興に彼の物まねをして見せるのが可笑しい。
ステージと、ダンサーたちの日々と。淡々と見せてくれるのですけど、あまりに淡々としているので、ドキュメンタリーって思ってしまうほど。
怪我をしたり、役を降ろされたり。家族とのこと、恋人のこと。
でも、どんなときも彼らの日常はバレエにかかわっているのですね。

ライ(ネーブ」がパートナーと二人で踊った野外劇場でのあの踊りが印象的だな。凝ったステージ設定もなくって、ただ二人で内なるものを表現するような。
風が吹いて、雨が降ってきて・・そういう中で踊る二人を見ててドキドキしたわ。

ライが主人公なんだけど、そんなに彼女だけにスポットをあててるんじゃなくって、群像劇っぽい感じで見せてくれるのでリアル感が凄くあるのね、でもそれが逆にあまりにも淡々としてて、何か一つインパクトのあるエピソードを用意してもよかったんじゃないかって思ったりもします。


「幕が上がる、人生が始まる」
キャッチコピーです。
その一瞬の短い、華やかな人生のために、長くひたむきな、毎日がある・・・


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