瞳's Cinema Diary
好きなスターや好みのジャンルにやたら甘い、普通の主婦の映画日記。
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2005年02月23日(水) 「君に読む物語」

2004年アメリカ 監督ニック・カサヴェテス
キャスト ライアン・ゴズリング レイチェル・マクアダムス ジェームズ・ガーナー ジーナ・オーランズ ジェームズ・マーズデン

「君に読む物語」いいですよねぇ、この邦題。これだけでもういろいろと想像しちゃう、素敵な題です。
これはね、原作とちょっとイメージが違った映画でした。もちろん、映画は映画、原作は原作って別物だとは思うのですけど。
若い頃の二人・・ビックリするほど情熱的で。出会いとか、あの夏の日々とか・・あぁ・・もうなんだか私には遠い日々だわ・・っていうような(苦笑)置いてかれるほど、情熱的なのですもん。特にアリーのキャラはね、う〜ん、何故にあんな感じに!?かなり情緒不安定な激しいキャラになってませんでした?可愛いですけどね、レイチェル。
二人の再会のシーンもやっぱり結構情熱的で。もう少し静かに・・じっくりと描いて欲しいような気もしました。
アリー、あんなに倒れるほど驚くのだったら(記事を見て)どうしてもっと行動しなかったのかなあ・・。そのあたり原作では少し語られてるのですけどね。映画ではあまり語られない分、アリーに不利な(?)イメージが残りました。そして、アリーのお母さんのあのエピソード、あれは余分だと思います。とってつけたような感じですもん。
そしてね、アリーの婚約者さんがあの私の好きなサイクロップスのJ・マーズデンなんですもの!!そりゃあねぇ・アリー、いいとこ取りでしょう!!
彼の初登場シーンは、ビックリですよね、まさかあんな姿で登場するとは。軍服姿やスーツ姿も素敵で。お金もあって、優しくて思いやりも・・って言ったらね・・もうそりゃあ・・あぁ・・もったいない(私がいただきますわ 笑)

でもアリーとノアは彼らでなくてはいけない・・お互いそういう存在だったのですものね。
冒頭の「わたしはありふれた男だ。でも全身全霊をかけて愛する女性がいる。いつもそれだけで充分だった」
そういう人にめぐり合えること、そしてその人を愛し続けることができること。何人の人がそういう風に愛せるでしょうか?
それって、素晴らしいことですよね。ノアのそういうひたむきな愛はちゃんと伝わってきました。

年老いた二人のシーンは、特に良かったです。私的にはこちらのほうがじ〜んとくるかな。ジェームズ・ガーナーの悲しみをこらえる表情にはぐっときました。女性としてこんな風に愛されてみたいわ。
ただ・・最後は・・あそこまではっきりと描かなくてもいいかなあって気がしました。

あのノアが改築した農場、素敵な家でしたね。そして沼の風景。あの朝の鳥達(鳥の苦手な私には・・ちょっと驚きの風景でしたけど 苦笑)。
綺麗でしたね。

ラスト、沼を飛んでゆく鳥のシーンに
「君が鳥なら・・私も鳥になる・・」
あの夏の日の、ノアのあの言葉を思い出していました・・・


パンフレット購入しましたけど。
小さめの、まさに(原題の)Notebook風で可愛いですよ〜。



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