2004年アメリカ 監督ニック・カサヴェテス キャスト ライアン・ゴズリング レイチェル・マクアダムス ジェームズ・ガーナー ジーナ・オーランズ ジェームズ・マーズデン
「君に読む物語」いいですよねぇ、この邦題。これだけでもういろいろと想像しちゃう、素敵な題です。 これはね、原作とちょっとイメージが違った映画でした。もちろん、映画は映画、原作は原作って別物だとは思うのですけど。 若い頃の二人・・ビックリするほど情熱的で。出会いとか、あの夏の日々とか・・あぁ・・もうなんだか私には遠い日々だわ・・っていうような(苦笑)置いてかれるほど、情熱的なのですもん。特にアリーのキャラはね、う〜ん、何故にあんな感じに!?かなり情緒不安定な激しいキャラになってませんでした?可愛いですけどね、レイチェル。 二人の再会のシーンもやっぱり結構情熱的で。もう少し静かに・・じっくりと描いて欲しいような気もしました。 アリー、あんなに倒れるほど驚くのだったら(記事を見て)どうしてもっと行動しなかったのかなあ・・。そのあたり原作では少し語られてるのですけどね。映画ではあまり語られない分、アリーに不利な(?)イメージが残りました。そして、アリーのお母さんのあのエピソード、あれは余分だと思います。とってつけたような感じですもん。 そしてね、アリーの婚約者さんがあの私の好きなサイクロップスのJ・マーズデンなんですもの!!そりゃあねぇ・アリー、いいとこ取りでしょう!! 彼の初登場シーンは、ビックリですよね、まさかあんな姿で登場するとは。軍服姿やスーツ姿も素敵で。お金もあって、優しくて思いやりも・・って言ったらね・・もうそりゃあ・・あぁ・・もったいない(私がいただきますわ 笑)
でもアリーとノアは彼らでなくてはいけない・・お互いそういう存在だったのですものね。 冒頭の「わたしはありふれた男だ。でも全身全霊をかけて愛する女性がいる。いつもそれだけで充分だった」 そういう人にめぐり合えること、そしてその人を愛し続けることができること。何人の人がそういう風に愛せるでしょうか? それって、素晴らしいことですよね。ノアのそういうひたむきな愛はちゃんと伝わってきました。
年老いた二人のシーンは、特に良かったです。私的にはこちらのほうがじ〜んとくるかな。ジェームズ・ガーナーの悲しみをこらえる表情にはぐっときました。女性としてこんな風に愛されてみたいわ。 ただ・・最後は・・あそこまではっきりと描かなくてもいいかなあって気がしました。
あのノアが改築した農場、素敵な家でしたね。そして沼の風景。あの朝の鳥達(鳥の苦手な私には・・ちょっと驚きの風景でしたけど 苦笑)。 綺麗でしたね。
ラスト、沼を飛んでゆく鳥のシーンに 「君が鳥なら・・私も鳥になる・・」 あの夏の日の、ノアのあの言葉を思い出していました・・・
パンフレット購入しましたけど。 小さめの、まさに(原題の)Notebook風で可愛いですよ〜。
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