| 2005年02月25日(金) |
「幸せになるためのイタリア語講座」 |
2001年デンマーク 監督ロネ・シェルフィグ キャスト アンダース・W・ベアテンセン ピーター・ガンツェラー ラース・コールンド インドリオ・イェンセン
群像劇って好きです。ほら、そこには主役も脇役もなくって。 自分の人生を生きている、いろいろな人々の姿が見えるから。
デンマークのコペンハーゲン。市役所が行ってる週一度のイタリア語講座に通う数人の男女たち。 病気の母親を抱えていたり、不器用な自分を悩んでいたり。妻を失った悲しみと新しい職場に対する不安を抱えていたり。 そんな彼らが出会って、やがて惹かれあう姿になんだか暖かいものを感じて。
美容師の彼女、彼はいったいいつになったら散髪できるのかと(苦笑)。 でも彼ら・・情熱的だったですよねえ!!まあ〜。 優しきホテルマンのヨーゲン、彼の恋には俄然応援しちゃいましたよ!!もう頑張れ〜って。 イタリア娘のジュリアもけなげだよね。厨房で祈る姿が可愛いの。 パン屋の店員オリンピアと牧師さんもいい感じ。 オリンピアと姉の出会いも嬉しいサプライズで。 オリンピアが「母は何にも残してくれなかった」って言う姉に「でも姉さんを残してくれた」っていうシーン、じ〜んときましたよ。 群像劇のお楽しみ、だんだんと登場人物たちが繋がってゆくところも楽しかったわ。
そして、最後にみんなでベニスへ旅行〜!!嬉しいよね。 あの集合写真ったら。 あぁ・・好きだなあ、この映画。心があったかくなりました。
それにしても、イギリス映画でもそうですけど、デンマークでもやっぱりイタリアって憧れの地なのかしらね? イタリア語、これ見てたらなんだかすぐ喋れるような気になってきたけど。 響きがセクシーだよね〜。習ってみたくなりました。
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