| 2005年01月24日(月) |
「モナリザ・スマイル」 |
2003年アメリカ 監督 マイク・ニューエル キャスト ジュリア・ロバーツ キルスティン・ダンスト ジュリア・スタイルズ マギー・ギレンホール
50年代のアメリカの名門女子大。 アメリカ一知性ある女性たちの学校に夢を描いて赴任してきた美術教師キャサリンは、また一方でこの学校がアメリカ一保守的で伝統に縛られた学校と知り・・・・
自分なりの変化を学校にもたらしたいと思うキャサリンの前に立ちふさがる(?)女子学生たち! それぞれに個性があっていいですよね。キルスティン演じるベティ・・怖いよねぇ。負けん気が強くって。でも知らず知らずのうちに自分が母親から受けている・・圧迫感っていうか、重圧にストレスを感じてて。それが彼女を不幸にしててい他人にまで八つ当たりしてしまって。 オールAの優秀な成績を持つジョーン・・彼女はすごく聡明で、上品で。キャサリンは彼女に弁護士の道を勧めるけど彼女は結婚の道を選んでいく。もったいないって気ももちろんするけど、私は自分の意志で聡明な妻でありたいって決めた彼女に清々しさを感じたなぁ。 奔放な恋をして一見だらしないように見えるジゼル。両親の破綻が彼女に年上の男性との恋を選ばせるのかしらね。でも人の気持ちに敏感な彼女がベティを抱きしめるシーンは彼女の優しさがあふれて思わずぐっときましたよ。
最初の授業で完璧に叩きのめされたキャサリンの、巻き返しの授業は、面白いですよね。ポロックのあの絵。「誰が芸術を決めるのか」 ゴッホの絵の授業とかも。こんな美術の授業なら私も受けたいわ。 ひとりひとり、違う「花の絵」あれは素敵でしたね〜!!思わず「世界にひとつだけの花」が浮かんだりして(笑)みんなひとりひとり、違う花、素敵な。
男性たちはね・・ちょっと気の毒な気がしたわ。キャサリン、やっぱり少しね、なんていうか、ぴりぴりしてるっていうか。 彼のついた嘘・・君があまり完璧だから・・って彼が言ったけどなんだか少し分かるような気がして。
ラストシーンで、キャサリンの乗る車を学生たちが自転車で追いかけてくるシーン。よくあるシーンなんだけど、すごく素直にもらい泣きしちゃいました。 モナリザスマイル・・・この言葉の意味も、なるほど〜って感じるものがあったし。見えるものと見えないもの・・・・ キャンパスもすごく緑が綺麗で。 あとファッションと、あのインテリア。ベッドカバーや、キッチンの飾ったお皿とか。お洒落でしたよ〜。 エンドロールも面白いのでお見逃しなく。女性史が楽しく見られます。
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