2002年フランス・ドイツ・イギリス・スイス 監督パトルス・ルコント キャスト ジャン・ロシュフォール ジョニー・アリディ
列車に乗って・・その男はやってきた。
数々の街を流れては生きてきたミラン。そんな彼が偶然出会ったのは、この街から一歩も出たことが無い元大学教授のマネスキエ。全く対照的で、何の接点もない二人の(お互いに大仕事を抱えた)土曜日までの3日間・・・・・
この二人がとても良いのですよ。 教授役はジャン・ロシュフォール。チャーミングで言うこととか可愛らしくって。ランチを食べにいった先でのエピソードやパン屋の店員の話やら。初めて銃を撃ってみるシーンもね。はしゃいでる姿とか。 革ジャンが決まってる(そうそう、これを着てみる教授も可愛いね)ミランは、ジョニー・アルディ。フランスのエルヴィスを呼ばれてる伝説のロック歌手さんだそうですけど。強持ての顔が素敵なのですよね。 彼が教授に詩集について聞くシーンがとても好きだわ。スリッパの話とか。教授の教え子に無理やり授業をするところとか。 この映画にはいっぱい、素敵なシーンがあって。あぁ・・テラスの場面も。
お互いの姿に・・自分を置き換えてみる・・。出来なかったこと、こんな風に生きてみたらどうだろうって思うこと。 だからラストシーンは、しみじみ、しみじみ、胸にきますね。 衝撃的で、すごく切なく胸にくるのに。でもなんだか暖かいのは、それまでの二人の素敵なエピソードを思い出すからかも。
二人以外の登場人物たちが少なくって、よけいな登場がないのも、彼ら二人が際立ってよかったと思うし。女性もね、控えめなくらいだし(いえ、言うことはしっかり言ってましたけどね、彼女)あのテラスのシーンに彼女が入ってこないのはありがたい。あそこは二人でなくっちゃね!
いいなぁ・・こういう雰囲気の映画って好き。 これね、結構大人の映画だと思うんですけど、地味だと思うのですけどね。息子が一緒に観てて。絶対退屈するんじゃないかと思ったのに最後まで見てましたわ。ちょっと驚き。「渋いね」って言ってました。
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