| 2004年01月16日(金) |
「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」 |
2003年アメリカ 監督アラン・パーカー キャスト ケヴィン・スペイシー ケイト・ウィンスレット ローラ・リネイ ガブリエル・マン マット・クレイヴン
天才的な頭脳を持ち、大学でも人気教授であったデビッド。 しかし、彼は同僚をレイプし殺害した罪で死刑を宣告される。 死刑執行日は3日後!ゲイルは、残された3日間、自分をインタビューする権利者としてNYの女性記者ビッツィーを指名した。
1日2時間のインタビュー。そこで語られるデビッドの人生に目が離せなかった。 将来を約束された人間がどんな風に転落してゆくのか。 (元)教え子と過ちを犯す・・というあまりにも人間的な過ち。大丈夫・・まだまだ人生やり直せるって思うけど、インテリで今まであまりにも順調な人生を歩んできた彼には、転職である大学教授という仕事と愛する息子を失ったことは、人生を失ったのと同じくらい辛いことだったのだろうね。でも彼にはまだ友達がいて。コンスタンス、彼女は素敵な人だよね。なのに・・
息子に自分がどう生きたかを見せたいというデビッド。彼の真意はどこにあるのか。彼は本当に殺人を犯したのか。なぜ、ビッツィーを指名したのか。 謎解きも加わって2時間10分があっという間に感じました。でも途中で、あることに気づいてから、真相は分かってしまったのですけど。 それでもやはり衝撃的でしたね。このあたりは、ケイトの演技のせいもあるかな。クールな女性記者が、どんどん表情豊かになってきて。号泣する彼女には、こちらも思わず力が入りました。
結末は・・・・私にはやっぱり納得行かないわ。 死刑制度・・これは本当に難しい問題だと思う。死刑制度が、犯罪の抑止力になるという考え、これには絶対に賛成は出来ない。
でも、でもだからといって、彼らの行動は、私にはやりすぎとしか思えない。悲しすぎる。 コンスタンスとデビッドが愛し合うあのシーンが、とっても素敵だったからよけいに。 アメリカで執行されている死刑の3分の1がテキサスで占められているって聞きました。舞台をここにした理由は、これなのでしょうね。監督さんのメッセ―ジを感じました。
ラスト、届けられたお金と1枚の葉書。 これって、どういう意味なのでしょうか!?誰か教えてくださいませ。
原作が読みたいです〜。
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