2001年アメリカ 監督 ニール・ラビュート キャスト グウィネス・パルトロウ アーロン・エックハート ジェレミー・ノーザム ジェニファー・エール レナ・ヘッディ
図書館で19世紀の詩人ランドルフ・ヘンリー・アッシュの蔵書を研究していたアメリカ人研究者ローランドは、アッシュの書いたらしい手紙の下書きを発見する。愛妻家で妻にささげた情熱的な詩で知られるアッシュに隠された恋人がいたらしい!!こう直感したローランドは、彼の恋の相手だと思われる同時代の女流詩人クリスタベル・ラモットの研究者として知られるモードの協力を得て、詩人たちの秘められた愛を追っていく。
いいですねえ!!19世紀、詩人、秘められた恋!!それだけで、もうかなり好きな設定です。しかもアッシュはジェレミー・ノーザムです。「エマ」のナイトリー役素敵でした。この時代の衣装が似合うんです。そして女流詩人ラモットを演じたジェニファー・エール!!可愛いのです。ラブシーンの背中の美しさときたら!! 詩人の恋の行方を追う現代の二人の研究者たちはグウィネスとアーロンです。こちらの二人もいいのですけど、お互いに恋に踏み切れない内面が描ききれていないのでちょっとそのあたりが不満でした。
詩人の恋文はさすがです!詩人ですものね・・文句も素敵なのです。 二人の愛がなぜ秘められたままで終わったのか・・詩人が訪れた場所を実際にローランドとモードが追いながら、19世紀と現代のふたつの世界を描いていって。それを繋いでいるのが詩人たちの手紙・・というのはなかなか素敵な見せかたですね。
途中この発見を巡って、研究者仲間とひと悶着あったりしますが、実力行使で解決ですか・・・ちょっと驚きです。
お茶の場面はさりげなくありました。ローランドとモードが訪ねた博物館でのお茶の時間。 そして19世紀のラモットたちのお茶の時間。
原作はブッカー賞を受賞しているらしいです(ブッカー賞といえば「日の名残り」もそうでした)。読んでみたいです。
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