瞳's Cinema Diary
好きなスターや好みのジャンルにやたら甘い、普通の主婦の映画日記。
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2003年07月21日(月) 「8人の女たち」

2001年フランス 監督 フランソア・オゾン
キャスト カトリーヌ・ドヌーブ イザベル・ユペール ファニー・アルダン
エマニュエル・ベアール ヴィルジニー・ルドワイアン リュディヴィーヌ・サニエ ダニエル・ダリュー フィルミール・リシャール

すごい顔ぶれ!!この女優さんたちを観てるだけでも満足な映画なんですけど。
舞台はクリスマス。雪に閉ざされたお屋敷で、この家の主人マルセルが殺されている。容疑者は、屋敷の中の8人の女たち。
お互いに疑いあい、疑心暗鬼な女たち。それそれに訳ありで、それぞれなにか隠された秘密が。かなりどろどろした衝撃的な告白もあったりするんだけど、軽い会話や、突然歌われるミュージカル風な歌が映画を暗くしなくて。
歌も「シカゴ」のような迫力あるものでは全然なくて、それぞれの個性を生かして可愛かったり、ちょっと妖艶だったりで。次はどの女優さんがどんな歌を歌ってくれるのかなあって〜。

ファッションも見ごたえありました。
色使いが綺麗で。カトリーヌ・ドヌーブ扮するマルセルの妻ギャビーと義理の妹ピレット(ファニー・アルダン)がからみあうシーン。二人の衣装は青と赤。鮮やかで、なまめかしくて綺麗でした。ファニー・アルダンは赤が似合うわね。そしてこの役がとても似合ってた。以前「エリザベス」ではひどいことを言っちゃった私ですが(汗)この映画は良かったな〜。でもドヌーブも美しいし、ユペールもあの変身ぶりにビックリ見とれちゃったし、ベアールの子悪魔的な魅力もいいし。
もう、ほんとみんな良かったです!!
映画の最初に俳優さんの名前が出る時、それぞれ一輪の花が一緒に写るのね。蘭やら薔薇やら。そういうのも楽しかった。
あと屋敷の窓。丸窓っていうのかな。これがねー可愛い。雪が似合って。

そうそう、お茶のシーンもありました。
メイド役のベアールが主人に夜のお茶を持っていくシーン。「菩提樹のお茶」ってことは「リンデンティー」ですね!!緊張を緩和し、眠りにつかせてくれるハーブティー。ぴったり!!

見所がいっぱいあって楽しめた作品でした。DVD欲しいなあ。


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