| 2003年07月13日(日) |
アニバーサリーの夜に |
2001年アメリカ 監督・脚本 ジェニファー・ジェイソン・リー アラン・カミング キャスト ジェニファー・ジェイソン・リー アラン・カミング グウィネス・パルトロウ ケヴィン・クライン フィービー・ケイツ ジェニファー・ビールス
サリーは女優、夫は、まもなく監督デビューする作家のジョー。二人は今日6回目の結婚記念日を迎える。でも結婚生活は順風満帆ではない、1年間の別居生活を解消してジョーは、この家に戻ってきたばかりなのだ。
結婚記念日のパーティーに招かれたのは二人の友人の、いわゆる役者、監督仲間。場違いな隣の夫婦(しかもサリーたちとは犬のことで喧嘩がたえない)や、ジョーの元恋人も招かれていて。なんだか一もめありそうな・・
実際に俳優の二人が書いた脚本だけに、ハリウッドではこういうパーティ模様なのかしら・・などと思いながら見てましたけど・・お話は割と地味な展開に途中知らないうちに寝てたりして(汗) サリーが新進女優スカイ(グウィネス)に嫉妬して、ジョーになんで私を(作品の)主役に使ってくれないの!!って怒るシーンとか分かるよね〜って思った。自分がモデルになってるって思う小説なのに自分が演じられない悔しさ。でも言われるのよね、そんな年ではないだろう〜って。 細かなセリフのやりとりとかも、その世界を知ってる人たちだけに納得しちゃうし。
パーティーの途中にサリーとジョーに友人たちがそれぞれメッセージを贈るシーン。こういうのって日本人の感覚ではキツイと思っちゃった。(私だけ?) みんな普通におめでとう!っていうんじゃないのね。さすがみんな演じる世界の方たちってことかな。それぞれに味があって、ユーモア(ちょっぴりブラックも混じってる?)と暖かみと。 それを抱き合いながら嬉しそうに聞いている二人。こういうシーンは、日本人で、普通人の私の感覚ではかなり恥ずかしいものがあるんだけど。
そりゃあ・・世界が違うのよね。素敵なパーティやプールや。
だけど、華やかな世界に見えても、夫婦の愛情や嫉妬や、子どもの問題や、肉親との関係とか・・そういうのは、一緒で。スカイの持ってきたくすりの効果で怒る波紋の数々は、彼らの本音をかいまみせてくれる。
サリーとジョー夫婦・・なんだか・・これからも絶対いろいろありそうよ〜って余計なこと思ったのでした。
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