| 2003年07月08日(火) |
「カラーオブハート」 |
1999年アメリカ 監督 ゲーリー・ロス キャスト トビー・マグワイア リース・ウィザースプーン
大好きな「カイロの紫のバラ」と反対なのね、これは。 白黒テレビ番組の世界にはいっちゃった双子の兄妹。 ディヴィッドはこのテレビ番組「プレザントビル」が大好きなオタク少年なので、この平和で静かな世界を乱すことはしないんだけど、活発で現代的なジェニファーは、もうこの世界が退屈でたまらないからと番組の中の恋人に迫っちゃうのね。 二人が初めての体験をした帰り、なんと白黒の世界にピンクのバラが一輪。これがきっかけで世界は徐々に色が付いてきて。 これまで白紙だった本もディヴィッドが物語について語りだすと、どんどんページが埋まっていくのが面白かった。「トム・ソーヤーの冒険」とかね。 絵の好きな喫茶店の店主にディヴィッドが見せた名画の数々も興味深いよね。この店主がね!!「カイロ」のトム(ジェフ・ダニエルズ)なのよね!!これは何かの縁!?
いろいろな知識に目覚めていくプレザントビルの人々は、人々自身もまた色が付いてくる人が現れて。この白黒とカラーの混じった映像は面白いよね〜。 以前の生活を守ろうとする人々から、カラーになった人々が迫害を受けて裁判になるラストあたりは、意外にシリアスな展開で驚きました。
そして、兄妹の成長ぶりも。 ジェニファーは、遊んでばかりいるのにも飽きたって読書に目覚めて。ロレンスの本読んでるシーンがありました。「ちょっとエッチね」って言ってるから「チャタレイ夫人の恋人」だね。 ディビットは、自分に恋を打ち明けてきた少女の存在に勇気をもらったのかな・・なんだかとても男らしく堂々としてかっこいいのでした。
明日はどうなるんだろう?、分からないね・・って笑うブレザントビルの登場人物たち。この番組のラストは予想できないわね(笑) これでいいの?楽しいけど。
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