1989年アメリカ キャスト マシュー・ブロデリック デンゼル・ワシントン ケリー・エルウェズ モーガン・フリーマン
南北戦争と聞いて知っていることと言えば、南部での黒人奴隷のひどい扱い(これは子どもの頃「アンクルトムの小屋で号泣したので)、リンカーンの奴隷解放令くらい。 だから北軍に黒人部隊があったことも全然知らなかったわ。アメリカ合衆国初の黒人部隊第54連隊。 でも彼らは表向きに作られただけで、前線に行く予定も無ければ、軍服も靴も支給してもらえない・・給料も約束どおりではない。 奴隷解放を願って厳しい訓練に耐え、立派な兵士に成長していく黒人兵士たちと、彼らを指揮する白人の大佐ロバート。この関係がとてもよかった。 兵士たちに厳しくありながら、彼らを立派な兵士にしたいと思うロバート。反抗したり、文句を言いながらもだんだんとロバートを信頼していく兵士たち。 反抗的だけれど人間味あふれる兵士トリップを演じたデンゼル・ワシントンが素晴らしいし、ひょうひょうとしたモーガン・フリーマンもとてもいい味で。 でも彼らに負けないくらいにロバート役のマシュー・ブロデリック、良かったです。童顔で幼く見える彼の、厳しくそして正義感あふれる指揮官ぶり。脱走したトリップを鞭打つシーンでは、トリップの背中の傷あとと涙・・そして彼以上に辛そうなロバートに胸打たれました。
もう、ラスト近くは・・涙、涙・・でした。 突撃隊として出撃するシーン!!突撃!で終わって欲しかった。正直もうこれ以上見ていられるかなあ・・って思ったもの。 久しぶりに号泣しました。一人で観てて良かった・・
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