| 2003年05月18日(日) |
「ワンダーランド駅で」 |
1998年アメリカ 監督 ブラッド・アンダーソン キャスト ホープ・デイヴィス アラン・ゲルファント ヴィクター・アーゴ フィリップ・シーモア・ホフマン
原題は「NEXT STOP WONDERLAND」「次はワンダーランド駅に止まります〜」ってことだね。 アメリカ映画なんですけど、なんだかヨーロッパ映画のような雰囲気を持ってますね。 彼に振られたばかりの看護婦エレンと海洋学者を夢見る配管工アラン。 二人が出会いそうで・・なかなか出会わないのよ〜。かなり最後まで。まだかな・・まだかな〜って・・もしかしたらこのまま出会わないで終わちゃうのかい?って思えるほど。 エレンがね、なんだかいい感じなのね、彼女。恋人なんていなくてもいい、バーで一人いても寂しくない、でも大勢の中では孤独を感じるの・・っていう彼女になんか共感を覚えたわ。 母親の出した恋人募集の広告で寄ってきた男たちと会ってみるところも面白かった。それぞれのくどき文句にエレンの切り返しが鋭い! 「頑固さは狭量なる心の・・・・」っていうあの引用句。あれが面白く使われてたわね。
運命なんて信じないって言ってたエレンだけど、やっぱり最後の出会いは運命でしょ。でも出会ったらもう即いい感じなのは?って思ったけど。
ふんわりと、だけどちょっとメランコリック(久しぶりだわ、この言葉使ったの)、そして時として鋭く。 不思議な雰囲気の映画。良かったな。
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