| 2003年04月23日(水) |
「モンテ・クリスト伯」 |
2002年アメリカ 監督ケヴィン・レイノルズ 原作 アレクサンドラ・ヂュマ キャスト ジム・カヴィーゼル ガイ・ピアーズ リチャード・ハリス
子どもの頃読んだ「岩窟王 モンテ・クリスト」。 無実の罪で投獄されたエドモン・ダンテスの復讐劇をハラハラドキドキしながら読んだものでした。 これは、もう観ずにはいられないでしょ。
罠、裏切り、脱獄、そして復讐。愛情や友情がからみあって、久しぶりにドラマチックなものを観たような気がしますー。2時間10分が短く感じられたな。 幽閉された城の中で司祭と出会い、二人で脱獄のために穴を堀りながらエドモンが学問を学んでいくところが良かったね。司祭!あなた剣術にまでたけているとは! そして、例の脱出シーン!!分かっていたけどドキドキ〜。
原作では、エドモンは彼を陥れた人物たちに復讐の罠をしかけるためにいろいろな人物に変装したりっていうのが面白さのひとつだったけど、映画ではそのあたりはむしろさらっと描かれていた。モンテ・クリスト伯のままだったし。それよりも復讐しても癒されない彼の苦悩を描こうとしていました。だけど、復讐は彼を支えて生かしてきたもの、それを捨てきれない・・っていうあたりねー。 奪われた人生を取り戻そうとする彼、でも一番取り戻したかったのはやっぱり彼女の愛でしょうか。
モンテ・クリスト伯を演じたジム・カヴィーゼル、暗い瞳がなかなか良かったです。ガイ・ピアーズは悪役もいけます。
モンテ・クリスト伯が、貴族たちを招いて華々しく登場するシーン、気球で登場ですよ!!ここはちょっと笑ってしまいました。
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