1994年ニュージーランド・アメリカ 監督 ピーター・ジャクソン キャスト メラニー・リンスキー ケイト・ウィンスレット
冒頭、走ってくる二人。狂気迫るその走りに思わず怖い〜〜〜。
1954年に実際に起こった事件を元にしている。 ポウリーンとジュリエットは、環境やタイプは違うけど、二人だけが分かり合える空想の世界を分かちあい、その世界に溺れていく。 中世の騎士物語のようなお話を作りあげる二人。このあたり、空想好きな私としてはかなり分かる気がしたし、かのブロンテ姉妹などは子どもの時から、皆で想像の世界を小説にあらわしていたといいますしね。
でも、なんだか、どんどん空想の中に入っていって、粘土の騎士たちと踊ったり、第4の世界へ入っていったりの映像は綺麗で幻想的なんだけど、やっぱりちょっと怖いのね。どこまで行くの〜って感じで。
大人たちの心配・・・やっぱり心配かな、ここまでいくと。あんなに好きなら引き離さなくても・・って思ったけど親の立場だったら、そうしちゃうよね、きっと。無神経なカウンセラーには、かなり腹が立ちましたけど・・
純粋さって怖いなあ・・・残酷です。他のことは何も見えない。 結局二人は自分たちのしてしまったことで永遠に逢えなくなっちゃうんですよね。 うーん、なんとも。その後の二人は想像の世界で会えたのでしょうか。自分たちのしてしまったことを悔いたのでしょうか・・
原題は「Heavenly Creaturea」天の創造物って意味でしょうか? 意味深ですねー。
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