| 2003年01月02日(木) |
お正月のできごと・その2 |
「いらっしゃいませ。遠くからわざわざありがとうこざいます」
ドアを開けるとそこに立っていたのは15歳ぐらいの少年と彼の連れ。 「こちらこそお招きありがとでふ。揃って来てしまった…」 「いやぁ〜!」 彼の挨拶を途中で妨げた叫びは、私と同じピンクの髪をしたホムンクルスの方。 「アレがこっちを見てます〜」 「あっ…あれはなんでふか!?」 二人が揃って指差したのは… 「ああ、あれは鏡餅です。プリの森の恵で正月限定なんですよ」 「鏡餅は知ってまふが…」 キョロキョロと目を動かして様子を覗う鏡餅(自宅参照(ぇ やっぱり驚くよね。これ。 ユーキさまに言われて玄関先に飾っておいたのだけど。 「主殿、他所さまの家でそのように驚かれるのはいかがかと」 「うむ。そういう態度は良くないニャ」 少年を諭すのは(いえこちらこそ申し訳ないけど)剣の方とペットの猫さん。 剣の方とはベルヌのBBRでちょっとご迷惑をおかけしてしまって…それもこれも私がシリアスRPできないせいなんだけど。これ、今年の目標ね。 今日は人型をとってらして、とても綺麗な方なのです。 「あの、気にしないで下さい。ウチに来た方みんなあれにツッコミ入れますから。…それより中へどうぞ」 賑やかなご一行さまを部屋へと案内する。
初対面のユーキさまとどくたあさんを紹介(注:会ってません(笑) 新年の乾杯を済ませると気取らない大皿料理で歓談。 「あ、ユーキさま。妹さんからお酒が届いてましたよ」 「は?聞いてませんよ」 料理を取り分けていたユーキさまが怪訝そうな顔をする。 「飲まなきゃ食べられないってことじゃないか?」 …どくたあさん、まだそれは言っちゃダメ。 ほら、お客様の顔が一斉にこちらを向いたじゃないの。 「えーと、お酒、好きでしたよね?お持ちしますよ」 「なんか気になってでふが、アルコールないとさびしなのでいただくでふ」 グラスを用意して再び乾杯。 そして、良い感じに盛り上がったところでメインディッシュ。
「すみません、大きいのでちょっと片付けますね」 市松を入れるだけの器がないので、板にアルミ箔を貼って代用。 大皿をいくつか片付けて中央に置く。 ところどころキツネ色になった塩の塊。 「これは何かの塩釜焼きでふか?」 「良くご存知ですね。初挑戦なのですが、是非召し上がってください」 どくたあさんは既に横を向いている。 ユーキさまはちょっと引き気味。 お客さまは興味津々。 塩をちょっとずつ割って、昆布に切れ目を入れる。 と、何故か固めた塩がパカッっと二つに割れ…
蒸されて半分溶けかけた市松人形の姿が現われた。
風の森コアに7つの悲鳴が響き渡った瞬間だった。
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