いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2013年03月02日(土) 「どちら様ですか?」@旧たちあがれ日本本部

 今日は、久しぶりに赤坂にある旧「たちあがれ日本」党本部、現日本維新の会国会議員団本部に出向いた。通いなれたビル、休日の入口もよく知っている。旧本部は10階だが、現本部は4階。

 エレベーターを降り、いつもの調子で「こんにちは!」と勢いよく入っていく。すると「どちら様ですか?」と、見知らぬスタッフから聞かれた。ええええ!!ここで、私を知らないスタッフがいるのか。時の流れと、違う政党になったのだ、ということを痛感した瞬間でもあった。

 さて、今日の用事は、維新幹部との面接である。堺屋太一氏、藤井孝男元運輸大臣、山田宏維新東京都支部長、他大阪府議会議員等。

堺屋:いぬぶしさんは、何度も選挙に出て政党を変えているようですが?

私:私は、政党を変えたのは1度だけです。新生党に入党したら新進党にかわり、新進党が解党されて自由党になりました。自由党が民主党に合流された時は、さすがに拒否をしました。日教組と自治労と戦ってきた私が、その支持する政党に入ることは魂を売ることに他なりません。その後、たちあげ日本に入党しましたが、これがただ一度の変更です。そして、太陽の党、日本維新の会と変わりましたが、これも私の意思ではありません。

大阪府議会議員:いぬぶしさんは、以前「維新八策」と、維新の同僚議員のことをブログで批判されていましたね。

私:昨年の夏、名古屋で行われたシンポジウムでのことですね。自民党神奈川県議会議長、たちあげれは私、維新の会は弁護士の府議さんが参加され、各党の憲法草案について議論しましたが、当時の「維新八策」に書かれていた憲法問題は、9条改正について国民投票をする、96条の要件を緩和する、という2点だけでした。国家を守るべき姿を規定する9条を「変えるべきかどうか」を、国民投票に付するというのは、政治の責任放棄であると思っています。今でもそうです。あるべき自衛の姿を、9条改正案に示し、その改正につき国民投票に付するのが、責任ある政治の姿であると申しあげたのですが、府議さんからは明確な回答がありませんでした。いまでも、あの時の私の発言は正しいと思っていますし、現憲法は昭和27年4月28日をもって無効である、という意見には賛成です。

大阪府議:橋下代表の憲法に関する考え方について読売新聞に書いたが、お読みいただいたと思うがどうか。

私:現憲法は無効であるとの理想は持ち続けていますが、現実問題として、それはハードルが高い。そこで、現実路線としての96条要件緩和には賛成するものです。私は、組織人ですから、その組織で議論を尽くして決めたことには従うつもりだし、それが民主主義の大前提であります。

付け加えますと、今、マスコミ等で「東京都大阪の不協和音」のようなことが面白おかしく書かれていますが、不愉快であります。大義のもとに同じ政党になったのですから、東も西もなく一緒に大きな目標に向かうべきです。

 衆議院選挙落選候補の一人にすぎないが、日本維新の会が「闊達な意見交換」が出来、組織としてのガバナンスが見える政党に成長することを願ってやまない。


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