いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2013年03月01日(金) あなたは小学校には戻れませんby日テレ子鳩文化事業団

 2年前に、大田区社会福祉協議会(区から委託)の手話講習会に通いはじめたことは何回か書いている。多摩川の河川敷で、毎朝ラジオ体操をしている聴覚障害者の方々との出会いがきっかけだった。

 初級クラスのI先生とアシスタントのS先生(いずれも女性)の、厳しい指導と、同級生の温かい「見守り」の結果、無事1年間修了。中級クラスへすすんだ。

 ところが、中級にすすんだ昨年4月から、あるまちづくり団体の理事会が、中級クラスの開校日と同じ木曜日の夜に設定されてしまったのだ。さらに、自衛隊協力会の月1回の理事会も木曜日といきた。両団体には事情を話して、なんとか他の曜日でも定例開催を以来したが、だめだった。

 初級クラスは、1回休んでもなんとかついていけたが、中級はそうはいかない。そうこうしているうちに、衆議院選挙の候補者になってしまい「総開催日数の2/3」以上出席しないと修了にならない、との基準に触れてしまったのだ。

 止む無く、中級クラスの継続は断念したが、「街頭演説を手話通訳なしで手話で行う」という約束を果たすことができなくなった。なんとかせねばならない。すると、読売新聞に、「日本テレビ子鳩文化事業団手話初級スクール生募集」との記事が掲載された。さっそく応募し、書類審査に合格し、先月面接に麹町の日本テレビまで出向いた。

面接担当者:いぬぶしさんは、大田区の、例えば社会福祉協議会などの講習に出たことはありますか?

私:はい、初級を修了し、中級を挫折しました。

面接担当者:では、こちらの聴覚障害者の方と手話で会話してください。

聴覚障害者の方(手話):ラジオ体操には、聴覚障害者は何人ぐらい来ていますか?

私(手話):う〜ん、10名ぐらいですかね。

聴覚障害者の方(手話):そんなにたくさんですか!

面接担当者:今回の募集は、手話に初めて触れる方を対象にしています。もし、いぬぶしさんが来れれたら、小学校1年生のクラスに中学生が入学するような感じになってしまいます。麹町まで通う時間を別の方法に使って、手話を学ばれたほうがいいと思います。

私:いよ、私のレベルは、ほとんど初学者です。もういちど初心に戻って学びなおしたいのです。

面接担当者:わかりました。こちらで検討します。

 そして、先日、自宅に事業団から封書が届いた。予期していたとおりだった。

今回はご希望に添えぬ結果となりました。

 ああ、どうしよう。誰か手話教えて!!!


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