いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2007年10月05日(金) がんばれ産経新聞!10/3 産経抄から

 メデイアの世論操作の恐ろしさを、愛媛大学名誉教授の栗原宏文先生は再三説かれている。まあ、夏の参議院選挙などは、その最たるものではなかっただろうか。さて、私が「朝鮮、日本新聞」と尊敬申し上げている「朝日新聞」が、また捏造記事で、国民どころか、国家観の欠落した国会議員まで騙す愚行に出たことがわかった。

 最もまともな日刊紙なのに、いまひとつ紙数が伸びない産経新聞を、私は「終身読者」を自負して「毎日新聞専売店(?)」から購読している。10月3日の「産経抄」というコラムに、朝日の報道について楽しい記載があったので転載する。


拝復 朝日新聞論説委員室さま。9月28日付夕刊の「『産経抄』の良心」と題されたコラムを拝読しました。安倍退陣について「靖国神社参拝や村山、河野談話の見直しを求め続けたあなた方の身びいきこそ、(安倍氏に)重荷だったのではないか」とご指摘いただきましたが、物は言いようだとつくづく感心致しました。

 「事実の確認だけはくれぐれもお忘れなく」ともご忠告をいただきましたが、その言葉はお返ししなくてはなりません。そう、先月29日に開かれた沖縄戦での住民の集団自決をめぐる教科書検定への抗議集会の報道ぶりです。

 貴紙は1面で「沖縄11万人抗議」と大見出しをとり、きのうも「県民大会に11万人が参加した」と書いておられます。でも、11万人は主催者発表の数字です。記者は何の疑問も持たなかったのでしょうか。

 抄子は宜野湾市内にある会場を何度か訪ねていますが、会場の面積は約2万5000平方メートル、つまり160メートル四方に過ぎません。当日の航空写真を見ると空きスペースもあり、どう数えれば11万人にもなるのでしょう。

 もったいぶってすみません。関係者によると、参加者は最大で4万3000人だそうです。沖縄の警察は、主催者の反発を恐れてか真実を発表できないのです。江藤淳先生が生前、指摘された「閉された言語空間」がなお存在するようです。

 主催者発表通りに集会の規模を2.5倍も誇大に報道する姿勢は、戦時中に大本営発表を垂れ流し続けた貴紙の過去とだぶってしまいます。そうそう、貴紙は論調の異なる読売、日経とネット事業や販売部門で提携されるそうですね。思い切った決断に拍手を送りますが、新聞でもネットでも事実の確認だけはくれぐれもお忘れなく。 敬具

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