雪さんすきすき日記
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2016年12月12日(月) 「魔法の女子高生」「霊夢はなんだかとてもねむい」のこと

 8時半頃起床。「東方深秘録」仕様のRAPが届いていた。

 「魔法の女子高生」(illuCalab.)の感想を。
 帰宅途中に魔女を助けたがために、魔女の世界に送り込まれてしまった女子高生の月見里あかり。魔法の力を手に入れた彼女は、迫りくるマモノを退けながら元の世界に帰ろうと奮闘する。
 魔法が創れるのが特徴のローグライクRPG。
 操作系は一般的なローグライクで、移動に攻撃、加速、位置固定、魔法選択。加速と位置固定の同時押しで斜めのみ移動。魔法選択は、魔法スロットに設置した4つの魔法を切り替える。
 ゲーム内容もローグライクで、ランダムに生成されたダンジョンの出口まで到達すると、次のダンジョンが現れるという流れで、ダンジョンの最深部にいるボスを倒すのが最終的な目的。マモノを倒すための魔法は使うとMPを消費するので、回復アイテム等もダンジョン内で調達する。MPは体力も兼ねており、攻撃を受けても減少して0になるとゲームオーバーとなり、いわゆる街に相当する魔女の集落から再開となる(そこまで到達していなければダンジョンの1階から)。ただし、レベルと覚えた魔法は引き継がれる。
 魔法はダンジョン内に落ちている魔石を使うことで覚えられる。魔法はその名前により属性や威力、範囲など性能が決められる仕組みとなっている。無銘の魔石は名前が無いので魔法が宿っておらず、魔法の名前を入力するとその名前に応じた魔法を作ることができる。魔法の性能を決める単語も存在するので、その法則を理解して組み合わせればある程度狙った性能の魔法を作ることも可能となる。さらに、魔女の集落では魔法の合成を行って魔法を強化することができる。

 最大の特徴である魔法を創れるシステムだが、実際にはあまり活用しなかった。やはり、出来る魔法の効率が今一つなものが多く、落ちている魔石を集めていった方が効率が良い魔法が得られたというのが正直なところ。ここでいう効率は、威力を消費MPで割ったもので、高いほど効率が良いといえる。
 MPは魔法を乱発できるほど多くは無く、さらに体力も兼ねているので、効率は良いに越したことはない。威力は低いが効率が良い魔法を丁寧に強化していった方が、最終的には強力な魔法が得られた。ただし、魔法は合成すると威力と共に消費MPも増えるので、威力だけをみて強化していくとこれまた効率の悪い魔法となってしまい、後々苦労する羽目になる。なので、補助アイテムのエコの魔石(消費MPを抑える)などを活用して、威力を高めつつも消費MPの上昇を抑えるといった工夫が必要となる。とはいえ、どのように増えるかはやってみないと分からないので、手持ちの魔法を片っ端から試していくことになる。結局、魔法を創るよりも合成の方に遥かに多く時間を割いた。偶に威力だけ増えて消費MPが増えないような組み合わせもあり、その時はすかさず強化。このような組み合わせの法則が分かれば理想的には無尽蔵に威力を強化できるのだが、そう上手くいくようにはできていないであろう。
 作った魔法で役に立ったのは、マップ(地図作成)とヒール(MP回復)の2つ。後は全部拾った魔石から合成して成長させた。私はほとんど直線魔法を主体に力押しで進めていったが、どの性能の魔法を使っていくかは個人差が大きそうなので、他の方のプレイも機会があれば見てみたいものである。ローグライクの経験値が多い方ほど、状況に応じて多様な対処ができるのであろう。

 ローグライクの方は基本は全て押さえてあるといった印象。あかりのレベルと魔法に成長要素があり、やられても特定のアイテムは残せる。また、魔女の集落から一定間隔ながらも到達した階層からの再開が可能となっているので、やられても一からやり直しではないことが精神的な負担をとても少なくしていた。ただし、魔法は成長方向を誤ると後々まで大きく影響するので、ここは慎重にならざるをえなかったが。
 魔女の集落から再開できる階数が一定間隔(大体4階)となっているので、何とかしてそこまで到達して再開できる階数をすこしでも伸ばそうと、手持ちの資源を駆使して先へ先へと進んでいくと、止め時が見つからなくなる。この、いつまでも続けてしまうというローグライクの中毒性の高さと恐ろしさはこの作品でもしっかり味わうことができた。クリア後ダンジョンの100階のボスを倒すまでに32時間所要して、そこまで5日掛かったのだから、一日平均6時間以上プレイしていたことになる。
 マモノは大抵出会った端から倒しながら進んでいくのだが、中にはどう考えても倒させる気がないだろうという強力なものもいるので、そのあしらい方も重要。合成などで敵をワープさせる魔法を作れば楽に対処できる。これに気付いたのがクリア後ダンジョンの後半になってからで、もっと早く気づけばより楽にクリアできたと今更ながらに思う次第。特に、クリア後ダンジョンの12〜15階は強敵しか出てこない階が続き、そこを突破するのが運任せとなりとても苦労した覚えがある。即死魔法もあるが発動する確率が低いので、動かない相手以外にはあまり当てにならなかった。

 クリア後ダンジョンの100階ボスを倒したが、その先もまだまだ続く様子。ただし、魔女の集落から選べるのは99階までのようなので、100階のボスを倒したら一区切りとして良さそうである。100階ボスは先日の日記にも書いたが、非常に強敵で攻略には相当考えさせられたし、この期に及んで攻略のための魔法を作る羽目にもなった。それだけに戦法が的確に通用して倒せたときの喜びも一入であった。
 特徴である魔法作成については正直あまり活用する機会は無かったが、魔法のシステム自体とローグライクとしては十分に楽しませてもらえた。

 ところで、お散歩の魔女が欲しがっていた「ホネ」がようやく入手できた。まさか、にぼしを持った状態で魔力炉の魔女と世間話をするのが条件だったとは。にぼしは42〜43階に登場するスケルトンがよく落とすので、入手したらマ女の香水で帰還。
 その後もいくつか依頼があったが、全てクリア。加速の魔法は普通に作れるとして、★アンゴラのたましいは噂好きの魔女がヒントをくれた。凍結状態のアンゴラ類を倒すと入手できる。弱い凍結魔法(弱い威力の攻撃魔法に凍結を合成)を作ってから32階に出現するのを倒すのが一番手っ取り早いかも。もちろん、マ女の香水も忘れずに。

 続いて、「魔法の女子高生」の合間にプレイしていた「霊夢はなんだかとてもねむい」の感想を。
 8畳の居間に東方キャラが眠るためにやってくるので、その様子を観察して楽しむ東方二次創作ブラウザゲーム。
 画面をリロードするとキャラが1〜4体やってきて眠るが、その際に快眠珠と呼ばれるものを出す。快眠珠は紅、蒼、翠の3種類あり、キャラにより出す種類が決まっている。画面をクリックすると、それら快眠珠を回収することができる。そして、リロードをするとまた新しいキャラがやってきて快眠珠を出すの繰り返しとなる。
 快眠珠はリロード間隔の長さに比例した数を出し、キャラのレベルを上げるのに使用する。キャラのレベルが上がると、より多くの快眠珠を得ることができる。また、時折悪夢がキャラに憑りつくので、このときも快眠珠を消費して戦闘を行う。悪夢の体力が0になると、悪夢を祓うことができる。
 居間には床、机の2か所と小物の計3種類のアイテムを設置できる。アイテムの種類により、キャラの登場頻度や快眠珠の色や出す数をある程度制御できる。

 基本的にリロードと快眠珠を集めるときのクリック2回でゲームが進んでいく。キャラが寝ているだけの、睡眠を主題とした内容だけあってとても穏やかにゲームは進む。快眠珠を集めるときの気持ちの良い効果音と、ゆったりとした音楽がとても心地よい。この心地よさに浸っていたくて、いつまでも単調作業を繰り返してしまう危険な魅力がある。
 キャラの寝顔や寝相も、それぞれの特徴を上手く描いている。また、ふとんや安楽椅子、こたつなどの寝具やそれに近いものを設置するとそれらで寝る姿も見られるのだが、これがまた可愛らしい。小物の変化など細かいネタも沢山用意されており、見ていて飽きない。リロード時に表示されるイラストも、全キャラ分しっかり描かれていて、ここでも可愛い寝姿を堪能させてもらえる。
 プレイヤーの作業としてはキャラのレベルを上げて快眠珠の入手数を増やすことが主だが、悪夢が存在するとレベルキャップが発生する。悪夢への攻撃は快眠珠のいずれかの色を全て使用して行うのだが、この全て使用するという要素が駆け引きを生み出していて面白い。快眠珠が少ないと攻撃回数だけが増えて時間がかかり、多すぎると余分に快眠珠を使ってしまい勿体ないと、いずれも非効率的である。いかに効率的に悪夢を倒すかを考えると、駆け引きが生じて面白くなる。
 実績を100%にするには、最終的に登場キャラ19人全員分の悪夢を祓うまでプレイする必要がある。これには結構な時間が掛かるが、心地よい雰囲気のおかげか単調作業もさほど苦にはならなかった。また、実績の注釈も手が込んでおり、読み物としても楽しむことができた。
 可愛いキャラとゆったりとした雰囲気を心穏やかに楽しむことができて、こういうゲームの形もあるのかと感心させられる内容であった。


氷室 万寿 |MAIL
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