雪さんすきすき日記
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2013年08月27日(火) 「Fantasy of Alice」のこと

 「真夜中は星づくよ」を1本はさんだものの、まだ動的ゲームをプレイできるほど回復してない様子。

 というわけで、次に着手したのは「Fantasy of Alice」(exeCUTE)を開始。
 不思議の国のアリスを題材にしたSLG。主人公のアリスは男の子のはずだが、何故か気がつくとエプロンドレスを着た少女の姿に。記憶を失ったまま、立ちはだかる敵を倒しつつ物語の舞台を進むアリスだった。

 システムはターン制のSLG。しかし、主人公のアリスは華奢な少女なだけあってまともに敵と戦えるほど屈強ではなく、戦闘は仲間のゴーレムや魔法を頼ることになる。ゴーレムはマップ上にある花やきのこを使って召還でき、敵の攻撃に耐えられるほどの高い体力を持つ。また、ゴーレムの種類によって、敵を誘き寄せたり敵を麻痺させて動けなくしたりという特技も有する。というわけで、当面の戦闘はゴーレムに任せられるのだが、さらに強力な切り札が結界魔法。アリスはマップ上にクリスタルを生成させることができ、それらを頂点とした直線あるいは平面内に結界が発生する。その後、結界を構成するいずれかのクリスタルにさらにクリスタルを重ねがけすることで結界魔法が発動し、結界内にいる敵全てにダメージを与えることができる。結界魔法の強さは結界を作るクリスタルの数によって決まり、数が多いほど与えるダメージも高い。ただし、敵はクリスタルを狙う習性があるので、魔法を上手に決めるには先のゴーレムによる誘導などを活用して手際よく結界を張っていく必要がある。ちなみに、ゴーレムはクリスタルにも変化するので、体力が少なくなったゴーレムはクリスタルにして囮として活用するという手段もある。
 ゴーレムに戦わせるかあるいは結界魔法で一気に決着を付けるか、面構成によって戦術は異なるが、敵をいかに誘導してアリスに攻撃が及ばないようにするかは共通。アリスを上手く立ち回らせて、勝利条件を達成するとクリアとなる。

 成長要素が無いので、各面の攻略は完全に戦術のみで決まる。SLG苦手な私には成長要素は複雑なので、このシステムはとても有難い。そして、この作品の醍醐味はやはり結界魔法であろうかと。ただでさえ行動力の低いアリスが敵の目を潜り抜けてクリスタルを置いていくのは大変な作業だが、魔法を発動したときの攻撃力はその苦労を遥かに凌ぐもので、状況を一転させる効果は演出も相まって実に中毒性が高い。実際、結界魔法でこの作品に魅せられたようなものである。また、難易度設定の他にプレイ内容によって評価が出たり称号が与えられたりと、挑戦意欲を掻き立てる要素もしっかりと用意されている。おかげで、初回プレイから称号狙いという無謀なことをして時間を余計に費やしてしまった(笑)。
 あと、戦闘中に流れるオーケストラ風の楽曲が名曲揃いなのも印象的。その華やかさで戦闘をより劇的に彩り、大いに盛り上げてくれる。音楽鑑賞モードがあるのがとても嬉しいところである。
 体験版に比べて、ゴーレムに誘導などの特技がある、クリスタルを蹴って先のマスに飛ばすことができる、クリスタルを置いたときに結界がどう張られるかが分かるクリスタルヒントなど、総じてプレイヤーに有利な調整となっていた。チュートリアルの場所がやや分かりにくいのが気になったが、これもプレイしておけばシステムの理解がきちんと進む良い内容であった。おかげで、体験版では必死にクリアした3面も楽勝とまではいかないまでもかなり楽にクリアできた。
 とりあえず体験版と同じ3面までクリア。この先どのように物語が進むのかとても興味深いので、ゴーレム達の力を借りて頑張っていこうかと。


氷室 万寿 |MAIL
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