雪さんすきすき日記
リサイクル戦術シミュレーション『リサイクルプリンセス』 倒れてもその場で復活するリサイクルSLG。全力で応援中!
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2012年05月29日(火) 続・体験版のこと

 昨日残った2本を。

「スペルカード戦記」(STUDIO RICE CAKE
 妖精達との空中戦を題材にしたフライトSTG。
 一般的なフライトSTGとは操作系がやや異なり、照準の移動と左右旋回が別になっている(高度は照準に従って上下する)。また、高度が高低2種類しかないなど、簡略化されている部分もある。武器は3種類で、ホーミング弾と直線弾と扇状弾。スペルカードも備えている。
 照準に向って弾が飛ばない、上下の視点移動が大きすぎて敵を見失う、高度差が把握しにくいなど、根本的と思われる問題点が多く、目指している「誰でも遊べる3DフライトSTG」にはまだ遠いかと。

「天壌のテンペスト」(LION HEART
 天子が主人公の横スクロールアクション。天子が戦う経緯はまだ明らかになっていないが、相変わらずの強気さで行く先々で東方キャラたちと騒動を巻き起こすという展開。
 特徴は気質と天候のシステム。「緋想天」でおなじみのシステムをこの作品向けに改変している。まず、敵の攻撃を回避すると、その敵の気質を掌握できる。この時点で、気質を掌握された敵は防御が半分になったり、自機に無敵時間が付与されるといった効果が生じる。そして、気質を掌握された敵を斬撃で攻撃すると天候が発動。発動する天候は敵によって決まっており、自機の能力強化のほか、行く手を阻む炎を消すといった様々な効果が得られる。マップの中にはこの天候の助力を得ないと先に進めない場面もあり、この作品の中核を成す重要なシステムとなっている。
 通常攻撃は射撃、打撃、斬撃の3種類で、それぞれ射程や攻撃範囲、攻撃力、消費するゲージが異なる。射撃は体験版の時点では喜怒哀楽の4種類で、それぞれ軌道や射程、威力が異なる。打撃は連続攻撃で、「ミスティカルチェーン」のように空中からの追撃も可能。斬撃は前述の天候発動が主だが、単純に攻撃力が高い。道中の地形は起伏が多く、これらの攻撃の使い分けは必須となる。その他の操作として、前述の気質を掌握したり敵の攻撃をダッシュですり抜ける回避がある。
 ボス戦は「ミスティカルチェーン」のような感じで、いかに相手の隙を作りそこに攻撃を叩き込むかの戦いとなる。今作は体力の他に設定されているアミュレットゲージを全て無くすとボスが完全無防備となってダメージが通じるようになる。アミュレトゲージは攻撃により減り方が異なるので、ここでも武器の使い分けが重要となる。そして、「ミスティカルチェーン」で魅せたスペルカードも健在。今作では気合の入ったボスのカットインも加わり、やりすぎとも思えるキャラの動きや趣向を凝らした攻撃も健在。「ミスチカ」以上に楽しませてもらえそうである。
 独特のシステムのため操作は複雑で覚えることは多い。特に、気質掌握のためには敵の攻撃動作とそこから攻撃が発動するまでの間を把握しなければならず、ここが大きな山になる。しかし、ここさえ乗り越えれば気質掌握を中心とした実に天子らしい攻めの展開を存分に堪能できることであろう。相変わらずLION HEARTはシステム的にリスクとリターンの均衡を取るのが上手いと思った次第である。キャラの細かい動きは勿論必見ものであり、天子の独り言やボスとの会話も楽しく物語的にも期待が持てる。
 体験版の時点ながらシステム的にも演出的にも完成度が高く、このまま完成まで持っていっても問題ないかと思う。

 というわけで、「天壌のテンペスト」体験版動画をアップ。天子の大胆不敵で痛快無比なアクションの魅力が少しでも伝われば幸いである。
 ちなみに、プレイしていた本人は、ボスに剣で止めを刺すたびに「かっこよすぎる〜」と悶絶していた(笑)。


氷室 万寿 |MAIL
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