単独ライブ  -音楽と日常の独り言-
me-mi



 ■2004/1/22@DRUM Be-1  THE BACK HORN

行くことのできない誰かがちょっとだけ意地悪したかのような大雪。
家の前からのバスはいつくるか判らない。
西鉄電車・地下鉄経由で行くか?
JRで博多駅まで出て地下鉄に乗るか?
踏み切りを西鉄電車が過ぎたのでJRを選択。
が、発車時刻が表示されていない。
どうも列車は遅れているらしい・・・。
が、その遅れた列車が(私の)予定時間に到着。
会場前には6時半に着いた。

バックホーンのワンマンツアー。サブタイトルは『〜絶望アッパーカット〜』

整理番号順に入場しているところだった。
開場前に到着することは滅多にないので、その行列の多さに驚く。
tomoが「次はロゴスかね?」と囁く。

今回前に行くつもりは無かった。
空間を探してやや後ろ端に落ち着く。
もし来ることができたらば彼が見るならここだろう、と思われる場所。

15分遅れでいつものSEが流れる。
1曲目「惑星メランコリー」?
後ろから自然光の照明だけでメンバーの顔が見えない。地味な演出だったからかお客さんの反応は大人しい。
が、波乱を感じさせる舞台に相応しい不穏な幕開け。

2曲目からお客さんが一気に沸騰!
ダイブするひともいた。

「生命線」で泣いた。
「幸福な亡骸」「花びら」の流れにもやっぱり泣かされた。

今回、ドラムの音がものすごく響いた。
予備知識無しで見た3年前のライブのとき、最初に耳に入ったのがドラムの音だった。歌謡テイストな楽曲をドラミングがオルタナティブなロックに昇華させている印象だった。

その後ボーカルの凄まじさが私の中で勝ったためか、印象が薄くなっていた。
今日のドラムは凄かった。
硬質で繊細かつダイナミック!
特に低音がものすごく心地よかった。
そこにフレーズ弾きまくるラウドなベースが絡んで、
もう、もう、この二つが良いことで、久々にライブの良さってのを思い出した。

ドラムの音に体が乗ることが、こんなに心地良いことだったってのを、久々に感じた。

もちろん山田くんのボーカルも凄まじく、栄順くんがコーラスしてて、彼も歌がうまいことを発見。

しっかし、遠目にみる山田くんは下から光線あてた白黒のクイーンのジャケットみたいで、栄順くんは巨人の星・花形満あしたのジョー足して割ったような頭だし、ベースの彼は観音様のような髪型。
そしてドラムはなんで立ってMCする!?(笑)

そのMCは、相変わらず真面目で誠実なものでした。
3回くらいMCがあったと思うんだけど一回一回立ち上がって喋る。きちんと語ってきちんと座る。
この生真面目さがバックホーンの持ち味のひとつでもある。
壊れたライブとのギャップ。

「ひとり事」嬉しかったなあ。
そして「ジョーカー」が凄かった。
アルバム聞いたときからオペラのような匂いのある曲だと思ってたんだけど、ライブで見るとさらに壮大。

息を呑んで眺めながら、これは400人のライブハウスで見るライブじゃないと思った。
もっと大きい、2階席まであるぐらいの場所を想起させた。

その場所で十二分に映えるライブをするだろう。
熱唱するステージから客席に視線を移すと、そこはあまりにも狭い。
そんな大舞台が似合うバンドなんだなあ。

それは私の理想のバンドスタイルとは違うけど。
見る私としては間近で見れる狭いハコのほうが嬉しいけど。

ハモニカ吹いたりギター弾いたり山田くんはいろんな面を見せてくれた。
歌も、壊れた部分、綺麗に歌い上げる部分。
このひとの無垢で透明な声、絶叫を上げる声。
他の誰でもない。すごいな。

観音様の髪がほどけてイエスキリストになった頃にはステージは阿鼻叫喚の形相(笑)
動けるだけ動き回って、なんて見ごたえがあるんだー。

ベース、思わず見とれてしまうステージアクション。
栄順くんは涎流れるままに(笑)

アンコールで「ゲーム」「無限の荒野」
文句ない盛り上がりを見せてライブは終わった。

「やべー!俺泣きそうやったよ!」
そんな声を耳にした。
あんなに全身全霊のライブ見て、なにも感じないほうがおかしいよね。

2004年01月22日(木)
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