パラダイムチェンジ

2005年07月29日(金) 劇場版 鋼の錬金術師(ネタバレなし)

CAUTION:今回は、今まで以上に興味のない人、見たことない人には
なんのこっちゃという内容になるであろうことを、あらかじめ予告
しておきます。

今回は映画ネタ。見てきたのは「劇場版 鋼の錬金術師」
アニメ作品、「鋼の錬金術師」は、コミックを原作としたTVアニメシリー
ズで、2003年〜2004年にかけてTBS系列で放送された作品である。
現在、木曜深夜に再放送されているし、またDVDも販売/レンタルされて
いる。

そして私が宮崎アニメ、ハリウッド製アニメを除いて、「エヴァンゲリ
オン」以来10年近くぶりに久々にはまり、最後まで見続けたアニメなの
である。
というより「エヴァ」以後、アニメを見なくなったという方が正しいか。

その作品の魅力については、ここで中途半端に語るよりは、日経エンタ
メやらキャラクターズや、Wikipediaの方がおそらくは話もまとまって
いて、わかりやすいと思うので、そちらに譲る。

個人的には久々に見て面白いなー、と思い来週は一体どうなるんだろう
と期待した、今のところ最後のアニメ作品なのである。


いやー、もう面白かったっす。
ハガレンの魅力満載で、期待を裏切られない出来で。
でもその反面、「あー、これで本当に終わっちゃうんだなあ」と思った
らちょっと寂しかったり。

原作、TVアニメ版に共通するのは、主人公2人の少年の心の成長である。
そして少年はいつしか自分が大人になったんだな、と思った時、もう
少年の頃の自分には戻れないんだな、ということを自覚する。それが
大人になるということなのかもしれない。

そしてこの映画を通して、彼らは少年から大人になった。いや、なって
しまった。
だから物語の終盤、ヒロインのウィンリィがぽそっとつぶやくセリフが
同じく彼らの成長を見続けてきた私の心にも、響いてきたのかもしれな
い。

製作者サイドとしては、違う結末も用意できたのに、あえてこの結末に
したのは、そんな風に彼らの成長を描ききろう、という決意の表れが
あったんじゃないのかな、と思うのである。

いや、でもTVアニメを含めて、マジで10年に1本、もしかすると20年に
1本の大傑作だったと思います。
いいものを見せてくれて、ありがとうございました。


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harry [MAIL] [HOMEPAGE]

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