□■ あたしのお教室 ■□
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はい、こんにちは!
ライブの余韻の中でよい気持ちで寝た日曜日の朝、そう、お宮の掃除であった。少々風邪気味だったが、体に鞭打って、早朝からでかけていった。 おー。もうセミが鳴いている。
掃除を始めてまもなく、婦人会の班長(村の代表)がつかつかとあたしのところへ来た。
「あんた、今度の会議はちゃんとでてなっ。」
先日のある会議、試験前だったので、どうしようもなくおっとっとに代わりに出席してもらった。 おっとっとはそのために仕事を早めに切り上げて出席した。
「わかりましたけど、わたしがいかれない場合はおっとにでてもらいます。」
「それがあかんねんてっ。女性がでなあかんてきまってるんやからっ。」
「え?どうしてですか?テーマは人権じゃないんですか?男女平等ってことがテーマの会議にどうして男性だからってでてはいけないんですか?」
「もごもご。。昔からそうきまっているんや。それにだんなさんが代わりに出席したことで、上からクレームついているんや。」
「上っていうのは具体的にどなたですか?」
「それは誰とはいえんけど。」
「わかりました。それならあたし調べさせていただきます。 会議に出られない理由をきちんと話しさせていただきます。 欠席しているならともかく、ちゃんと代理人をたてているのに、文句をいわれる筋合いはありませんわ。」
「だーれも仕事で忙しいなか、やりくりしてでてんのやから。 あんたんとこだけ例外は認められんやろ。 それにあんたんとこだんなさんは、学校の先生やろ。 塾、代わりにしてもろたらええやん。それかこどもに自習させて会議にでたらええやん。」
「わたしは責任をもって、仕事をしています。穴をあけるわけにはいかんのです。それに私の代わりはだれにもできません。おっとは公務員ですから副業は禁止されています。」
「あたしはそんなことしらんわ。だれも大変なんやから、あんたかてしてもらわんと。
「ずっとみなさんがしんどい思いをしておられるんなら、少しは変えていかんといかんのではないですか?」
「しゃーないやろ。田舎におったら。」
「ほう、そうですか。田舎におったらわたしのような仕事をしている人間はやっていけんってことですね。てことはわたしに田舎におるなとおっしゃってるわけですね。」
「もごもごもご・・・。」
「わかりました。今おっしゃったことは、あなたの意見ですか?」
「そうやない。だから上の・・・・。」
「具体的に言ってこられた方の氏名と電話番号をいってください。」
「・・・・それは○○さんや。」
「わかりました。では○○さんと話させていただきます。」
その後、○○さんのところへ行った。村からもう一人会議にでる男性であった。
「わしゃ、そんなこと、電話してへんで。 小春さんがでられへんかったら、班長が代わりにでたらええんやないの? 忙しいだんなさんがでることないで。婦人会から一人出席ちゅうことになってるんやから。そんなこと気にせんとき。第一、つまらん会議やんか。」
なるほどね、事情に疎いあたしに、「上」といえば納得するとおもったわけだ。気にせんときって言われても、会議を欠席するたびに同じことを言われるわけだ。この先2年間。
そろそろ決断の時だな。
あたしは自分の生活と自分の仕事のほうが大事。 一日仕事に穴をあけることで、信用と収入の両方をなくす。
さて、とるべき道はひとつじゃ。
数日中に決着をつけてやる。
幸い、母屋の両親もひどく怒って賛成してくれている。
長い長い婦人会騒動に、やっとピリオドがうてそうだ。 いや、これは始まりの合図かも。むふふ。。。
(そうそう、学校のいじめはころっとなくなった。手のひらを返したようなその態度はなんやねん。しかし、心の広いあたくしは、リベンジはしない)
19103
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