今日は映画の日なのでディープブルーとラヴァーズを観に母と妹と朝一番から張り切って出かけました。 うわー、ディープブルー、ほぼ満席で前列しか空いてないって! そんなにいっぱい平日の朝っぱらから映画観にくるなんて! そもそもディープブルーをかけてる映画館がここしかないというところに諸悪の根源が有りそうな気が。 などと悔しがりつつ今日のところはラヴァーズだけで勘弁してやることにする。
ええと、とりあえず、金城武がかっこ良かったです。 チャン・ツィイーが踊り子である期間が思ったより短かったけど、流れる袖が見てて楽しかった。 長い袖の服というものはとても好きなのだけども、特に最初の舞踏シーンの青い服が好き。ワンピース型かと思いきや、アオザイみたくに下にズボンという。特に上着の背中のラインがすごくきれいでした。
見所は、竹林の中での戦い。特に追われている最中。 追っ手が、忍者です。 全員竹から竹へと飛び移り影のように追ってくるという。 それまでの追っ手がごく普通の歩兵だったので軽くショックを受けました。 さすが中国、朝廷直属ともなれば身が軽いったら。
この後の、竹林に溶け込むように浅緑の衣装と笠を身に着けた無数の人影が。という場面が美しさナンバーワンだった。
でも、予告では同時に二人を愛してしまう女。愛と任務の狭間で、という感じのもっとみなそれぞれ裏のあるイメージだったけど、アンディ・ラウのからみが少ないおかげで単に「女の心変わりが信じられずにしつこく付きまとう男」みたくなってた。 アンディとチャンがもそっとこう、うふふあははとじゃれあう感じの幼馴染系カップルっぽさをかもし出してても良かったんじゃなかろうか。 アンディに対して昔好きだったから愛着はあるけれど、という程度の愛情しか感じられなかったので、ラストシーンの、「どちらに対しての呼びかけなのか言ってる本人にも分からない」のがいいところであろうセリフが台無し。 その感動的場面で金城の鼻血がたりっと出てきたのに気をとられてしまったというのは別にしても、「一体彼女はどっちを選ぶの?」とはとうてい思えないのが残念無念。 金城の鼻血がもう気になって気になってしょうがなかったんですが、一緒に観ていた母と妹は鼻血の存在すら気づかなかったらしい。 いや、だって、振り向いた瞬間「たりっ」て新しく出てたじゃん!
とりあえず、金城武の色男っぷりが素敵なので、美しい風景の中の金城を観るつもりで観ると良いと思います。景色と衣装が素敵な映画って好きさ。
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