| Spilt Pieces |
| 2003年06月21日(土) 静寂 |
| 何年も前、泣き喚いても縋りついても、叶わない感情があるのだと知った。 それほどの感情を抱ける自分がいることも知った。 だけどそういう感覚は一瞬で消えて、いつの間にか諦めることにばかり長けた。 我儘な人を見ていると、以前は苛ついた。 必ずB型だと言われる気性。 最近は当てられたことがない。 我儘な人を見ていても、羨ましいと思うことはあっても腹は立たない。 以前から私を知っている友人は「成長したね」と言う。 でも実際は、諦め方を知っただけなのだと思う。 怒りを顕にしても、得られるものは何もない。 きっと、打算的になったんだろう。 親しくしている友人が、かれこれ3年ほど前今の私と同じようなことを言っていた。 その頃私はまだ感情表現が今より素直で、だから彼女は私にそういった部分を求めていたのかもしれないと思う。 いつも、もっと冷静な自分でありたいと願っていた。 だけど、実際そうなってみるとあまり楽しくないということに気がついた。 何だかつまらない。 でも、諦めることに慣れてしまった私は、誰に何を言われても基本的には笑っている。 これを本当に「成長」というのか。 きっと、こんなことを考えている段階にいる時点で、そこまで大きくは変わっていないのだろうけれど。 友人が、3年も前に通過した地点。 言いたいことや伝えたいことがまとまらないとき。 ひょっとしたら、最初から何もなかったんじゃないかと思う。 「私は何?」答えなどどこにもない疑問。 普通に生きていくつもりの私としては、今出すべき答えでもないはずだが。 それでも一応、考える。 迷いがあることを責められて困るのは、毎日進行形の自分でいたいから。 …書きながら、前向きなのか後ろ向きなのかよく分からなくなってきた。 静寂が、胸の中。 何も問題などないはずなのに、それが問題なのだと思う。 今、人生そのものの舵の取り方を考え直している段階で。 |
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