Spilt Pieces
2003年06月04日(水)  実習日記:13
5月31日に書いたのと同じ理由での番号振り。
今日で実習13日分終了。
あと8日。


今日は、授業が3コマあった。
経済のGDPやGNPについてで、自分でも難しいなと思う範囲。
これといってユーモアを入れられるわけでもない私は、いわゆる「普通」の授業しかできない。
自分が受けたいと思えない授業をやるのもどうかと思うけれど、進学校ということもあり、とにかく授業を進めなければならない。
さすがに6回目ともなれば最初の授業ほど緊張はしないが、範囲を終わらせようと思って焦りはする。
ただでさえ汗っかきの私は、ハンカチが手放せなかった。


午後一番の授業、昼食を取ったばかりで眠くなる頃、生徒が何人か居眠りをしてしまった。
自分が生徒の頃には、授業を批判するのは簡単なことだった。
でも、寝させない授業をやるのは、本当に難しいのだなと思った。
…そう思ったからといって、厳しい目を忘れてしまうのは問題だが。
それはそれ、これはこれ。
つまり、生徒はそういう厳しい目線を持っているということだろう。


生徒の様子を見ながら授業を進めていると、教壇からこんなにも多くのことが見えるのかと驚く。
授業に対する考え方、教師に対する意識、おもしろいほどよく見える。
きっと、当時私が眠いのをばれないようにしようとして無理やり顔を上げていたのも、お見通しだったのだろうな。
そして思うのは、不思議と腹が立たないということ。
居眠りをされてしまうのは、絶対に起きていようと思えるほどの魅力がないのだなと思う。
質問ばかりしてくる生徒も、少し教育実習生に意地悪をしようとしている生徒も、全員かわいく思えてしまう。
思うのはただ、色んな人がいるのだなということ。
自分も含めて、色んな個性の一部だということ。
もちろん、授業をやっている最中はあまりの質問攻めに「やめてくれ」と思うこともあるにはあるのだが。


今日は他の実習生の研究授業を参観させてもらった。
研究授業というのは、担当教員やら学年主任・副主任、同じ教科の教員全てや他の教育実習生が見に来る授業のこと。
自分と似たような状態にある仲間を見るのは、多くの意味で勉強になった。
私の研究授業は来週だが、頑張ろうと思う。
それまでに、少しは授業がうまくなっていればいいな。
今日、「声が随分良くなって、通るし大きい」と褒めてもらった。
ちょっとしたことだが、少しでも先へ進んでいるのだと思うと嬉しい。
明日は授業がないが、気合いを入れなおして残りの授業を頑張っていきたい。


帰り、2週間で実習が終わる仲間の反省録の綴じ込みなどをやった。
実習生同士、少しずつ仲良くなってきて、だから明日で半分以上の人が終わって帰って行ってしまうのがとても寂しい。
そのうち一緒に打ち上げをしようと話をしていて、そのために予定を調整しているところだ。
教育実習仲間というのもなかなか不思議な感じで、在学中はほとんど話したことのない人が多いからなおさらだ。
でも、こういう時間を共有できた仲間ということで、やはり1度のんびりと話をしてみたい。
今はまだ、それぞれが自分の授業の準備やらで忙しい。


綴じ込み作業が終わって、職員室で事務作業の手伝いをした。
明日の部活に参加したかったので、無理やり今日中に終わらせた。
「タフだね」と先生には笑われたが、単に明日やりたくないだけとは言えずに少しだけ困った。
ところで、数学の先生と話をしていたとき、「難しいですね」と言ったら、「大学生なんだから余裕だろ」と言われてしまった。
「いえいえ全然」と言うと、「弟は数学得意だろ?」とのお言葉。
痛いところをつかれたなと思いつつ、兄弟だと知っていた先生にびっくりして思わず笑った。
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