Spilt Pieces
2003年05月20日(火)  頭
「どんな人が好み?」
高校生の頃、友人に尋ねられた。
よくある恋愛絡みの質問。
当時私は「頭のいい人」と答えてヒンシュクを買った。
きっと、友人は「成績のいい人」と誤解したのだろう。
あのとき、面倒臭がりな私は、そのまま放って笑っていた。


私は時折言葉の使い方を間違えるらしい。
ちなみに「頭のいい人」と表現する場合、「人の気持ちを理解できる人」という意味になる。
今さらながら自分でこうして言葉にしてみると、確かに分かりにくい。
だが、私としては単に「気持ちを理解できる」という意味に留まらず、他の内容も多少は含有させたい思いだったので、「頭のいい人」とした。
適切な言葉が見つからなかったというのもある。


「理解している」と、言葉で断言する人は基本的に信用できない。
むしろ曖昧に濁すくらいの方が信憑性がある。
そういう感情の機微まで分かってくれるような人が、本当に理解できている人なのだと思う。
自分が言葉数の多い人間であるために、それが少ない人を必要としているわけでもない。
恋愛に限ったことではなく、単純にそういう人が好きなのだ。
「あなたはこうでしょう」
押し付ける人を見るとうんざりする。
「分かるような気がする」
少し困ったような顔をして、理解しようとしてくれる人を信頼する。
いわゆる「いい人」が苦手。


高校生の頃、とはいってもいつの間にやら6年も前のことで、今同じことを問われたならどう答えるかは分からない。
ただ、どれだけ知識があっても、経験があっても、上から言葉をしゃべる人は嫌い。
どこかしら消去法のような気がしなくもない発言。
それにしても、「頭がいい」ってよく聞くけれど、本当は何を指していうのだろう。
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