| Spilt Pieces |
| 2003年05月14日(水) 権利 |
| 他人の権利を侵害している人に限って、自分の権利を殊更に主張している場合がある。 少し興味深い。 以前ウェブ上で見かけた例。 HPを作るのに、詩の背景となる壁紙を探しに素材屋さん巡りをしていた時期があった。 フリーで魅力的な素材を提供してくれるところが多くてとても嬉しい。 利用するかしないか関係なく、自分の好みの絵に出会うと決まって喜んだ。 見ているだけでも楽しい。 色んな素材屋さん、とは言っても私はあまりにイメージの違うもの同士を一緒に使おうとしなかったため、ある程度の偏りが出た。 今は詩のページで背景を使っていないが、数ヶ月前、いつの間にか「透明でシンプル」に統一するようになっていた。 残念ながら探すうちにそっくりなページに出会うこともあった。 有名サイトの真似をしているサイトだ。 ページレイアウトから絵柄、ひどい場合は素材の題名までほとんど同じ。 そして決まって書いてある。 「二次配布はご遠慮下さい」 そっくりそのまま同じものを配っているわけではないのだから、確かに二次配布はしていないのだろうけれど、アイディアを真似するということに対しては何も感じないのか。 ちなみに、本家のサイトの管理人さんは、一応同様のことは書いてあるけれど、指摘に対しておもしろいコメントをしていた。 「真似したと断定することはできないし、自分の中から出てきたものでなければきっと人の心を動かすなんて無理ですから」 半ば諦めとも取れるが、私にはとても寛容だとも思えた。 そして自分の権利云々ではなく、持たれる印象について述べている。 むしろ権利についてうるさいのは、自分が権利を侵害しているであろう真似した方の人だったから笑える。 こういうことは日常生活でもしばしば見られる。 とかく権利を主張する人の中には、自分の権利は大切にするけれど他人のそれには無頓着な人が多いように思う。 言葉の上だけで見ると大きな矛盾のようにも見えるが、何となく、これが一般的のような気さえする。 主張ばかりに集中してしまって、肝心な足元が見えなくなっているのではないか。 そういえば、「もっと思いやりを持ってくれ」と言う人に思いやりがない場合もよく見かける。 周りが見えなくなるからこういう現象が起こるのだろうか。 それとも単なる自己中心型人間が増えているだけなのだろうか。 どちらであるか、はっきりと見定めることはできないけれど、とりあえず自分はそうならないように気をつけたいなと思う。 明らかな矛盾、というのは、遠くで見ている分にはおもしろいかもしれないけれど、近くだと迷惑以外の何物でもないのだし。 ところで、真似しているような人というのは、つまらなくないのだろうか。 嫌味ったらしいかもしれないけれど、ちょっと素朴な疑問。 |
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