2010年02月16日(火)  さあ点数を待ちます。
 
職場の食堂のテレビで冬季オリンピックの男子フィギュアが放映されていて、みんな意外と真剣に見ていて面白くないので、真剣な人をひやかしたいという元来僕に備え付けてあるどうでもよいシステムが動き始める。
 
「ねぇねぇ、この日本人って明智光成だっけ?」
「織田信成ですよ。まわりくどい言い方やめて下さい」
 
「僕はね、フィギュアは何の興味も憧れもないけどね、競技終わった後にコーチみたいな人にはさまれて、息切らしながら点数を待っている場所あるでしょ。なんていうとこか知らんけど、ずっとカメラがまわってるとこ。で、選手チラチラカメラ気にしながら手振ったりウィンクしたりおどけた表情したりするでしょ。んでまた真顔に戻って、またチラってカメラ見たら、まだカメラまわってるものだからカメラと目が合ってしまった手前、また手振ったりウィンクしたりする。で、俺はそれどころじゃねぇみたいな急に真面目な顔して神妙に点数を待つみたいなオンオフの切り替えが瞬時にできるプロフェッショナルみたいな演出したりしてさ。でも意外と点数出るの遅いんだよね。だからシリアスな顔してんのもそのうち疲れてきちゃったりしてさ、シリアスな顔のまままたカメラに目が合っちゃったりして、シリアスな顔のまま手ぇ振ったりするってもう滅茶苦茶になったりするあの場所に一度座ってみたいという思いはある」
 
「ヨシミさん、メシの間だけどっか行っといてください」
 
メシの間だけどっか行っといてくださいなんてセリフ、生まれて初めて言われました。明日のフリーで勝負を賭ける。
 

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